中古スマホで携帯乗り換え(MNP)する方法|メリット・デメリット解説
携帯乗り換え(MNP)をする際に、新品スマホの値段を見てビックリすることがありますよね。
高額の新品スマホは購入するハードルが高いですが、中古スマホを入手して携帯乗り換えをすれば、端末購入コストを大幅に抑えられます。
とはいえ、中古品には注意点があるため、しっかりとリスクを理解したうえで選ぶことが重要なポイントです。
そこで本記事では、中古スマホで携帯乗り換えをする手順から、中古スマホのメリット・デメリットや入手時の注意点まで初めて中古スマホ乗り換えする方でも分かりやすいように解説します。
さらに新品スマホを格安で購入する方法もご紹介しますので、お得にMNPしたい方はぜひ最後までご覧ください。
目 次
中古スマホで携帯乗り換え(MNP)をするメリットとは?
携帯乗り換え(MNP)の際に問題になるのが、スマホ端末をどうするかです。
今使っているスマホをそのまま利用することも可能ですが、MNPを機に別の機種に変更したいと考える方は少なくありません。
スマホ端末を交換する場合には、新品スマホまたは中古スマホのどちらかを購入する必要があります。
ここでは、MNPで中古スマホを活用するメリットを3つご紹介します。
1メリット① 新品よりも安価で購入できる
中古スマホを購入して携帯乗り換えをする最大のメリットは、新品よりも安価で購入できることです。
中古品であれば、同じ新品を購入する場合に比べて、はるかに安く購入できると期待できます。
中には一度も使うことなく、新古品として販売されているケースもあり、ほぼ新品のスマホを安価で購入することも可能です。
「誰かが使ったスマホには抵抗がある」といった方でも、未使用の新古品であれば安心して購入できるでしょう。
新品スマホを購入する場合は、分割して携帯月額料金に上乗せするケースが一般的です。
安価な中古スマホを一括で購入できれば、月額料金の負担を減らすことにもつながります。
新品スマホの購入がハードルになっている方にとって、中古スマホの活用はメリットの大きな解決策になるでしょう。
2メリット② 機種選びの選択肢が増える
中古スマホを購入して携帯乗り換えをするメリットに、機種選びの選択肢が増えることも挙げられます。
中古で入手できるスマホは最新機種ではありませんが、カメラ機能や処理能力などスペックにこだわりがなければ、過去にリリースされた機種から自身に適したものを選べます。
特に予算に限りのある方にとって、一定の価格帯で幅広い選択肢が得られるのは大きなメリットです。
また特定のキャリアの新品スマホを選ぶ際に、ショップへ行っても売り切れているケースは珍しくありません。
他社が限定で発売している機種の場合は、欲しくても新品で手に入れるのは困難です。
そのような場合でも、中古スマホであれば、中古スマホショップやネットオークションで見つけられる可能性があります。
携帯乗り換えの際はSIMカードだけを購入して、好きな中古端末に挿入して利用できるのはメリットです。
3メリット③ 端末をすぐに入手できる
中古スマホで携帯乗り換えをするメリットには、端末をすぐに入手できることも挙げられます。
最新機種の場合、入荷までに時間がかかり、欲しい機種をあきらめるか、入荷まで待たなければならないケースも考えられます。
一方中古スマホであれば、ショップやネット販売ですぐに入手可能です。
急ぎで携帯乗り換えをしたくて、なおかつ端末購入のコストや手間をかけたくない方にとって、中古スマホの活用は大きなメリットだといえます。
中古スマホにはデメリットも?3つの注意点を解説
中古スマホで携帯乗り換えをするメリットは大きいですが、少なからずデメリットもあるため注意が必要です。
中古スマホのメリットとデメリットを比較して、「やっぱり新品スマホを購入した方が安心」と考える方も多くいます。
ここでは、中古スマホを購入して携帯乗り換えをする際の注意点を3つご紹介します。
1デメリット① 劣化など状態が悪い場合がある
中古スマホを購入するデメリットとして、劣化など状態が悪い場合があることが挙げられます。
中古スマホは誰かが使用したものであるため、前の持ち主がどのような使い方をしたかで状態は大きく異なります。
何度も落下させてダメージを受けていたり、水没させていたりするケースもあるでしょう。
傷の状態は実際に手に取ってみなければ分からないため、ネット販売の場合は特に注意が必要です。
店舗やネット販売を問わずに、特に見極めが難しいのはバッテリーの状態です。
前の持ち主が毎日充電していたため、バッテリー電池が劣化しているケースは珍しくありません。
丁寧に使用されていた場合でも、バッテリーに関しては新品と比較して寿命が短くなっていることを覚悟しておかなければならないでしょう。
上記以外にも、ドット抜けなど見た目で分かりづらい故障が後になってから判明するデメリットも考えられます。
2デメリット② 新品購入よりも保証が弱いケースが多い
中古スマホのデメリットには、新品購入よりも保証が弱いケースが多いことも挙げられます。
新品スマホの場合は、1年間ほどのメーカー保証が付いていて、故障時には無償で修理してもらえるのが一般的です。
これに対して中古スマホの場合は、メーカー保証が切れている可能性が高いです。
購入後に故障してしまうと、修理代が実費になってしまい、予想外の出費につながるリスクがあります。
中古スマホショップが独自の保証制度を設けている場合もありますが、基本的に有料で、保証期間も6ヵ月程度が一般的です。
中古スマホを購入する際は、保証の有無・期間・内容をよく確認しておきましょう。
3デメリット③ 不正に入手されたスマホは利用できない
中古スマホで携帯乗り換えをする際に、不正に入手されたスマホは利用できないことも覚えておきましょう。
たとえば盗難によって入手されたスマホが出回ったり、以前の持ち主が料金の延滞をして手放した端末だったりするケースがあります。
このような状態の中古スマホは「赤ロム」と呼ばれ、キャリアによって制限がかけられていると考えられます。
赤ロムのスマホを購入してしまった場合、SIMカードを挿入しても通信や受信ができません。
不正に入手された中古スマホ以外でも、海外で購入した端末やSIMロックがかかっている端末など、SIMカードを挿入するだけでは使えないスマホもあるため注意しましょう。
携帯乗り換えで中古スマホを使う場合のチェックポイント
携帯乗り換えで中古スマホを使う場合、デメリットによるリスクが高いことを理解する必要があります。
できれば新品スマホを使いたいですが、どうしても中古スマホがよいという場合は、失敗のリスクを少しでも下げるために以下の点を確認しましょう。
- 端末の状態をチェックする
- 動作確認が取れているかチェックする
- 「赤ロム」ではないかチェックする
- SIMカードのサイズ・SIMロックの状態をチェックする
ここでは、それぞれのチェックポイントを詳しく解説します。
1端末の状態をチェックする
携帯乗り換えで中古スマホを使うにあたって、端末の状態をチェックすることが重要です。
実物を手に取って見られる場合はよいですが、ネット販売や個人間の取引では、写真・動画またはビデオ通話で詳細を見せてもらうようにしましょう。
「多少の傷があっても構わない」といった方でも、端末が傷だらけの場合、前の持ち主が乱暴に扱っていた可能性が高いためおすすめできません。
たとえば、水没の有無を外見で判断することはできませんが、「水没反応シール」をチェックすることで確認できます。
水没反応シールとはSIM挿入口などスマホの内部にあり、メーカーによって「液体侵入インジケーター」「水没検知シール」などとも呼ばれます。
スマホが水没してシールが変色している場合は、現時点で正常に動作していたとしても、何らかの不具合が生じる可能性があるため確認は大切です。
また、バッテリーの劣化も見た目では判断できませんが、基本的に年数と比例して持ちは悪くなります。
2年以上前の機種は、バッテリーの劣化が考えられるためおすすめできません。
中古iPhoneの場合は、「設定→バッテリー→バッテリーの状態→最大容量」の順でタップして、80%以下であればバッテリーが消耗しているといわれています。
2動作確認が取れているかチェックする
携帯乗り換えで中古スマホを使う場合は、動作確認が取れているかチェックするようにしましょう。
MNP転入先の回線と中古スマホの相性が悪くて、SIMカードを挿入しても使えないケースがあります。
各携帯電話会社は、自社SIMカードが使える端末かを確認してリスト化しているため、中古スマホを購入する際は事前にチェックしておくと安心です。
動作確認は、MNPで転入を検討している携帯電話会社の、公式サイトの動作確認機種一覧ページで確認できます。
なお、一覧に記載されている機種でも、海外で購入したものは使えない場合もあるため注意が必要です。
3「赤ロム」ではないかチェックする
中古スマホを購入して携帯乗り換えをする場合は、端末購入時に「赤ロム」ではないかチェックすることを忘れないようにしましょう。
前述のとおり、赤ロムの端末はキャリアによって制限がかけられているため、SIMカードを挿入しても通信・通話ができません。
赤ロム保証のないスマホを購入した場合は、赤ロムになってしまった場合に返金・交換できないため特に注意しましょう。
赤ロムでないかは、スマホのIMEI(各スマホに設定されている15桁の製造番号)と各キャリアの「ネットワーク利用制限確認ページ」でチェックできます。
確認ページでIMEIを入力し、「○」であれば白ロム、つまり赤ロムではありません。
「×」が出ると赤ロムで、「△」が表示されたスマホは現状では白ロムですが、ローン中などで今後赤ロムになる可能性があります。
ネット販売など実際に端末を手に取って確認できない場合は、直接IMEIを教えてもらうようにし、教えてくれないショップや個人からは購入しないようにしましょう。
4SIMカードのサイズ・SIMロックの状態をチェックする
携帯乗り換えで中古スマホを使う場合は、SIMカードのサイズとSIMロックの状態をチェックすることも大切です。
SIMカードのサイズは、「通常SIM」「microSIM」「nanoSIM」の3種類で、端末によって対応するサイズは異なります。
2023年現在では、主に「nanoSIM」対応の端末がほとんどですが、中古スマホの場合はその限りではありません。
MNPの際は、転入先の携帯電話会社からマルチSIMが郵送されるのが一般的で、台紙に固定されているSIMカードをサイズに合わせて切り抜いて使います。
マルチSIMはすべてのスマホに対応しますが、間違えて小さすぎるサイズに切り抜いてしまうと、元に戻せないため注意して行いましょう。
万が一失敗した場合は、再発行を依頼することになり、手間が生じます。
また、購入した中古スマホにSIMロックがかかっていると、特定のキャリアのSIMカードだけしか使えないため事前の確認が大切です。
購入時にSIMロック解除がされているかを確認し、ロックがかかっている場合はその場でSIMロック解除をしてもらいましょう。
後で携帯ショップでもSIM解除ロックをしてもらえますが、事務手数料がかかってしまいます。
中古スマホで携帯乗り換え(MNP)する方法・手順
中古スマホで携帯乗り換えをする際の流れは、以下のとおりです。
- 中古スマホを入手する
- 契約中の携帯電話会社でMNP予約番号を取得する
- 乗り換え先の携帯電話会社に申し込む
- 開通手続き(利用開始手続き)を行う
ここでは、各ステップの方法・手順を解説します。
1中古スマホを入手する
中古スマホの入手方法は、主に以下の4つです。
中古スマホ取扱店
ブックオフなど中古スマホ取扱店に足を運び、端末を購入する方法です。
実物を手に取って状態や動作を確認でき、気に入ればすぐに購入できるメリットがあります。
ただし、店舗によって品揃えが異なるため、欲しい機種が見つからない場合もあります。
個人間取引
友人・知人から譲り受けたり、メルカリ・ヤフオク!などで購入したりする方法です。
価格交渉をして少し安くしてもらったり、特典を付けてもらったりできる場合があります。
しかし、実物を確認するのが困難で、購入後の保証を期待できないのがデメリットです。
オンラインストア
ゲオモバイルなど、オンラインで購入する方法です。
品揃えが豊富で、タイミング次第ではセール品を格安で購入できる場合があります。
動作確認などの心配はあまりないですが、傷の付き方については感じ方に個人差があるため注意が必要です。
認定中古スマホサイト
ドコモ・au・ソフトバンクなど、大手携帯会社の認定中古スマホサイトで購入する方法です。
大手ならではのサポートが受けられ、新品に近い状態の中古スマホが手に入ります。
ただし、機種の種類や在庫に限りがあるため、選択肢が少ないのがデメリットです。
2契約中の携帯電話会社でMNP予約番号を取得する
中古スマホを購入したら次に、契約中の携帯電話会社でMNP予約番号を取得しましょう。
ほとんどの携帯電話会社の場合、MNP予約番号は店舗・電話・Webで取得可能です。
MNP予約番号は、電話番号の引き継ぎに必要な10桁の番号で、乗り換え先の携帯電話会社で手続きをする際に必要です。
MNP予約番号には15日間の有効期限があり、それまでに手続きを完了しなければなりません。
MNP予約番号の取得方法や注意点については「MNP予約番号取得の流れをキャリア別に解説【2023年最新】」で詳しく解説しています。
(※2023年5月下旬より、大手キャリアと一部の格安スマホ事業者(MVNO)でMNPの流れが一本化され、乗り換え先への申し込みだけでワンストップで手続きができるようになります。)
3乗り換え先の携帯電話会社に申し込む
MNP予約番号を取得したら、乗り換え先の携帯電話会社に申し込みます。
店舗の場合はMNP転入である旨を伝え、Webの場合は「新規」と「MNP」の選択肢から「MNP」を選びます。
申し込み時に、MNP予約番号と有効期限の提示が必要です。
Web申し込みでは、一定の有効期限残数が必要な場合があるため事前に確認しておきましょう。
中古スマホを使ってMNPをする場合は、SIMカードのみの申し込みで手続きを進めます。
MNP予約番号のほかに、本人確認書類やクレジットカードなど支払いに必要な情報も準備しておくと、手続きをスムーズに行えます。
携帯乗り換えで必要なものについて詳しく知りたい方は、「【キャリア別】携帯乗り換え(MNP)に必要なものを総まとめ」もご覧ください。
4開通手続き(利用開始手続き)を行う
SIMカードの受け取り後に、開通手続きを行います。
店舗でMNP転入手続きを行う際は、店舗スタッフが開通手続きまで行ってくれますが、Web手続きの場合は、開通手続きを自分で行わなければなりません。
手続きそのものはシンプルで、SIMカードに同封されている案内に従って作業を進めます。
携帯乗り換えで中古スマホを使う場合は、事前にデータ移行をしておくとよいでしょう。
また、データ通信をはじめるためにAPN設定を手動で行わなければならないケースもあります。
詳細は開通手続きの案内に記載されていますので、手順通りに行えば問題ありません。
MNPの手順を100%理解しておきたいという方は「MNP(乗り換え)のやり方|手続きの手順を分かりやすく解説【体験談付き】」もご覧ください。
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携帯乗り換えで中古スマホを使うと、端末代金を大幅に抑えられるメリットがあります。
しかし、「新品のスマホを安く入手できる方法があればよいのに」と思いませんか?
そのような方には、「モバシティ」をおすすめします。
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中古スマホは個体によって状態が異なり、バッテリーの劣化などリスクがありますが、新品スマホなら手厚い保証もあって安心です。
まとめ
中古スマホで携帯乗り換え(MNP)をする方法や、中古スマホのメリット・デメリットをまとめました。
中古スマホには、「新品よりも安価に入手できる」「機種選びの選択肢が増える」「端末をすぐに入手できる」などのメリットがありますが、失敗しないためにデメリットも考慮しておくことが重要です。
携帯乗り換えで中古スマホを使うデメリットは以下の3つ。
- 劣化など状態が悪い場合がある
- 新品購入よりも保証が弱いケースが多い
- 不正に入手されたスマホは利用できない
以上を踏まえて、携帯乗り換えで中古スマホを使う場合のチェックポイントは以下の4つです。
- 端末の状態をチェックする
- 動作確認が取れているかチェックする
- 「赤ロム」でないかチェックする
- SIMカードのサイズ・SIMロックの状態をチェックする
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