格安SIMで電話番号はどうなる?引き継ぎ・新規取得の方法まとめ
格安SIMを利用する場合に使用できる電話番号は、ドコモ・au・ソフトバンクと同様です。
具体的には「090」「080」「070」から始まる11桁の電話番号が新たに付与されるか、もともとの番号をMNPで引き継いで利用するかのいずれかになります。
この格安SIMの電話番号を利用するための手続きについて、その方法や注意点が分からなくて困っている方が多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、格安SIMの電話番号の新規取得や引き継ぎの方法について分かりやすく解説します。
加えて、格安SIM契約時の注意点や、よくある質問についても紹介していますのでぜひ最後までご確認ください。
目 次
格安SIMに乗り換えると電話番号はどうなる?
格安SIMに乗り換えたとしても、電話番号を引き継げるほか、新しく取得も可能です。
さらに電話番号の取得、引き継ぎにあたっての費用もかかりません。
ここでは、格安SIMに乗り換えたときの電話番号がどうなるのか、3つの項目に分けて解説します。
今の電話番号をそのまま引き継ぎできる
MNPをすれば、乗り換え前の電話番号をそのまま引き継ぐことができます。
MNPをするにあたって必要になるのが、MNP予約番号です。
乗り換え前のキャリア会社にてMNP予約番号を発行してから、新しく契約する格安SIMの事業者にMNP登録をする手順を取ります。
事前にMNP予約番号を発行する手間がかかるものの、MNP登録は基本的に即日登録できます。
新しく電話番号を取得することも可能
格安SIMは、新しく電話番号を取得することも可能です。
発行される電話番号は「090」「080」「070」の従来の大手キャリアと同様のものです。
電話番号は、新規契約時に携帯電話事業者から発番されます。
電話番号なしの「データSIM」も選べる
格安SIMには音声通話SIMとデータSIMの2種類があり、料金やできる内容が異なります。
音声通話SIMが携帯電話での通話ができるのに対し、データSIMは電話番号での発着信ができません。
そのため、データSIMを利用する場合には、電話アプリを使用するのが一般的です。
「電話番号での音声通話をしない」「通話については、音声通話ツールで代用できる」といった方で価格を抑えたい方はデータSIMプランもおすすめです。
SIMの種類 | 詳細 |
音声通話SIM | 携帯電話回線での通話、モバイルネットワーク通信が可能 |
データSIM | モバイルネットワーク通信ができるものの、携帯電話回線での通話、SMSの利用は不可 |
格安SIMに電話番号を引き継ぐ方法【MNP】
ここでは、格安SIMに電話番号を引き継ぐ方法を紹介します。
引き継ぐ方法は、以下の3つのステップに分けられます。
- ステップ①現在のキャリアでMNP予約番号を取得する
- ステップ②乗り換え先の格安SIMに申し込む
- ステップ③回線切り替えの手続きをする
格安SIMへの移行で電話番号を引き継ぎたい方は、ぜひ参考にしてください。
ステップ①現在のキャリアでMNP予約番号を取得する
まずは電話番号の引き継ぎに必要になる、10桁の番号の「MNP予約番号」を取得します。
ただし以下にあるMNPワンストップを導入しているキャリアに乗り換える場合、MNP予約番号の取得は必要ありません。
- ドコモ
- ahamo
- au
- UQ mobile
- ソフトバンク
- ワイモバイル
- LINEMO
- LINEモバイル
- 楽天モバイル
- povo
- mineo
- ジャパネットたかた通信サービス
上記以外のキャリアは、電話番号の引き継ぎにMNP予約番号が必要です。
MNP予約番号の取得はキャリアによって異なるものの、基本的にはWeb、電話、店頭から手続きです。
【MNP予約番号取得の流れをキャリア別に解説【2023年最新】|モバシティ】の記事も参考にしてください。
ステップ②乗り換え先の格安SIMに申し込む
MNP予約番号の取得をした後は、乗り換え先の格安SIMとプランを決めて申し込みしましょう。
プランはデータ容量が異なったり、通話放題がついていたりと、内容は様々です。
しっかり検討したうえで、自分に適したプランを選びましょう。
また、ほとんどの格安SIMは店舗を構えておらず、Web上からの手続きとなっています。
本人確認書類、クレジットカード(※多くの格安SIMの支払い方法がクレジットカードのみ)、MNP予約番号を用意して、手続きをします。
また、端末を新しくする場合は、契約するキャリア会社で購入できるか確認しておきましょう。
ステップ③回線切り替えの手続きをする
SIMカードの挿入、もしくはeSIMの設定を終えたら、回線切り替えの手続きをします。
回線切り替えの手続きをしないと、モバイルネットワーク通信の利用、電話の発着信はできません。
また、回線切り替えの手続きにあたって、以下の注意点があります。
- キャリアによってはMNP予約番号の残日数が設定されている
- 受付時間外に手続きをすると翌日に開通される
MNP予約番号の有効日数自体は15日ですが、契約先のキャリアの残日数を下回っていると手続きできないため、あらかじめ確認しておきましょう。
また、受付時間外に手続きをすると翌日に開通されるため、こちらも事前に確認するようにしてください。
回線切り替え後は、iPhoneだと構成プロファイルのインストール、Androidの場合は手動でAPN設定を行います。
構成プロファイルとAPN設定の内容は、各キャリアの公式サイトより確認できます。
【構成プロファイルとは?iPhoneで格安SIMにMNPするときの削除・設定方法|モバシティ】で分かりやすく解説しているので参考にしてください。
格安SIMで電話番号を新規取得する方法【新規契約】
ここでは、格安SIMで電話番号を新規取得する方法を紹介します。
新規取得する方法は、以下の2つのパターンで異なります。
- 「音声SIM」の手続きの流れ
- 「データSIM」の手続きの流れ
電話番号を新規取得したい方は、ぜひ参考にしてください。
「音声SIM」の手続きの流れ
音声SIMの手続きにあたって、まずは以下のものを準備しましょう。
- 本人名義のクレジットカード
- 本人確認書類
- 連絡用メールアドレス
- 端末
音声SIMの手続きは、Web上から可能です。
契約するキャリア会社の公式サイトの申し込みページへ移動し、SIMカード、もしくはeSIMを選択します。
SIMカードは手元に届くまで待つ必要がありますが、 eSIMは物理的なカードが不要なためカードの送付を待たなくても手続きできます。
その後の開通手続きは、各キャリアが指定している番号に電話をかけて、APN設定をしましょう。
APN設定とは、最寄りのネットワークに接続するための設定です。
APN設定は、iOSの場合はAPN構成プロファイル、Androidは手動でAPNを設定します。
契約するキャリアの公式サイトより確認してください。
「データSIM」の手続きの流れ
データSIMの手続きでは、まずは以下のものを準備しましょう。
- 本人名義のクレジットカード
- 本人確認書類
- 連絡用メールアドレス
- 端末
データSIMの手続きは、音声SIMと同じようにオンラインで手続きできます。
契約するキャリア会社の公式サイトから申し込みましょう。
まずSIMカード、eSIMのどちらかを選択します。
eSimとは、携帯電話端末に直接埋め込むタイプのSIMカードのことです。
このeSim利用すればスピーディーに手続きができる反面、対応機種が少ないことや故障時の対応が困難なことなどのデメリットがあります。
eSIMに対応していない場合は「SIMカード」、時間をかけずに手続きをしたい方は「eSIM」がおすすめです。
データSIMの開通手続きは電話番号、もしくは各キャリアが定めるホームページ、もしくはアプリより手続きできます。
開通手続き後は、iOSの方でAPN構成プロファイルのインストール、Androidの方はAPNを手動で設定をしてください。
APN構成プロファイルのインストール場所、APNの設定内容は、契約するキャリアの公式サイトより確認してください。
格安SIM契約時の電話番号に関する3つの注意点
格安SIMは安く電話番号を持てるのが魅力ですが、以下の3つの注意点があります。
- 使わなくなった電話番号はどうなる?
- 契約途中には電話番号を変更できない
- データSIMには電話番号を引き継げない
ここでは、それぞれの注意点を解説します。
希望する電話番号は選べない
大手キャリアは電話番号を選べますが、格安SIMの場合は選べません。
新規取得できる電話番号は基本的にランダムで、頭3桁(090/080/070含む)も選べません。
特に現在は090と080番号の残りが少なくなっており、070番号を割り振られる可能性が高いです。
大手3社以外であれば楽天モバイルのみ有料(1,100円)で下4桁を選べます。
多くの格安SIM事業者があるため、将来的には電話番号を選べるサービスに対応する事業者が登場する可能性はありますが、大半の格安SIM事業者は電話番号を選べません。
契約途中には電話番号を変更できない
多くの格安SIMは、契約中の電話番号変更はできません。
大手キャリアの場合であれば、契約途中でも電話番号の変更ができます。
しかし、格安SIMで電話番号を変更する場合は、一度解約して再度契約し直さなければなりません。
解約して新たに新規契約をする場合、契約事務手数料や違約金などはかかりませんが、以下のデメリットが考えられます。
- 解約月の料金が日割りにならないため、携帯電話の利用料金の負担が重くなること
- 口座振替の設定などがリセットされるため、再度登録が必要になること
上記の負担と番号変更の必要性を判断して、電話番号変更のために一度解約するか否かを判断しましょう。
データSIMには電話番号を引き継げない
データSIMは携帯電話回線での通話、SMSの利用には対応していないため、電話番号の引き継ぎはされません。
ただし、020から始まる発着信できない電話番号が付与されます。
SIMの種類 | 詳細 |
音声通話SIM | 携帯電話回線での通話、モバイルネットワーク通信が可能 |
データSIM | モバイルネットワーク通信ができるものの、携帯電話回線での通話、SMSの利用は不可 |
格安SIM契約時の電話番号に関するよくある質問
ここでは、格安SIM契約時の電話番号に関するよくある質問とその回答をまとめました。
安く電話番号を持つ方法はありますか?
安く携帯電話を持つには、以下の方法があります。
- 格安SIMに乗り換える
- 家族で大手キャリアに契約して家族割を受ける
格安SIMは一人あたりの料金は安いものの、家族割、セット割を行っていないケースが多くあります。
単身世帯であればお得であるものの、家族がいる場合は、データ消費量次第で家族割のある大手キャリアのほうがお得になる可能性があります。
また、大手キャリアでは光回線のセット割も受けることができ、家族割も適用されればさらに割引額が大きくなります。
使わなくなった電話番号はどうなりますか?
使わなくなった電話番号はリサイクルされて、早ければ3ヵ月程度、遅くとも1年程度で新しく携帯電話を契約した人に割り当てられます。
これは、携帯電話番号が無限ではないためです。
電話番号を変えたらLINEはどうなりますか?
携帯番号を変えたとしても、引き継ぎ作業をすればLINEが消えることはありません。
トーク履歴やスタンプ、友達などが変わることはないため、今までと変わらず使えます。
格安SIMでもSMS機能は使えますか?
格安SIMでも音声通話SIM、もしくはSMS機能付きのデータSIMを契約すれば、SMSを使えます。
逆にデータ専用通信SIMとなると、SMSの利用はできません。
なお、SMSは電話番号が変わっていると届かなくなります。
登録した電話番号を速やかに新しい電話番号に設定し直す必要があります。
モバシティならMNP・新規で現金キャッシュバック!
格安SIMを利用し携帯への費用は抑えたいと思っていたけど、やはり通信品質やサポート面に不安があるから大手キャリアに変えようか悩んでいる方もいるかと思います。
そんな方には、乗り換え契約時に20,000円のキャッシュバックが受け取れる、ソフトバンク正規代理店モバシティがおすすめです。
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格安SIMもいいけど、大手キャリアも検討している方は、ソフトバンク正規代理店である「モバシティ」にぜひご相談ください。
まとめ
格安SIMは、電話番号を選べなかったり、契約途中に番号の変更ができなかったりと注意点があるものの、月額費用を抑えられるメリットがあります。
ただし、なかには電話番号を選びたい、やはり大手キャリアがいいといった方もいるでしょう。
そんな方は、ソフトバンクの正規代理店である「モバシティ」での乗り換えがおすすめです。
「モバシティ」では、最大20,000円の高額現金キャッシュバックや機種代金の割引を行っています。
また、専門のスタッフが在籍しているため携帯乗り換えに不安な方でも、安心して乗り換えられます。
ソフトバンクへの乗り換えも考えている方がいれば、ぜひ一度モバシティへご相談ください。