MNP手数料は原則無料!最新の乗り換え費用や注意点を解説【2023年】
MNPでスマホの乗り換えを検討している方の中には、「携帯電話会社を乗り換えたいけれどMNPの手数料や契約解除金が高額にならないか心配」という不安を抱えている方も多いのではないでしょうか?
結論からいうと、MNPの転出手数料や契約解除金はすでに廃止されて、ほとんど費用はかかることなく簡単な手続きで携帯電話会社の乗り換えがが可能です。
そこで本記事では、MNPの各種手数料など、乗り換え手続きでかかる費用を分かりやすくまとめました。
さらにMNPの手続きの流れや注意点、お得な申し込み先についても解説していますので、MNPの利用を検討している方は最後まで必見です。
目 次
MNP(携帯電話番号ポータビリティ)とは
「MNP(携帯電話番号ポータビリティ)」とは、契約中の電話番号を引き継いで他の携帯電話会社に乗り換えられる制度のことです。
MNPが導入されたのは2006年のこと。
それ以前は、キャリア変更をするたびに既存電話番号は失効し、新しい電話番号が付与されていました。
しかしMNP制度により携帯電話番号の引き継ぎが可能になり、電話番号変更にともなう手間がなくなったのは大きなメリットです。
なお、現在契約中の携帯電話会社を先に解約すると電話番号は失効するため、携帯電話番号の引き継ぎを希望する場合はMNP手続きをする必要があります。
MNPの概要やメリットについては「【最新】MNPとは?メリット・手順・注意点をわかりやすく解説」でまとめていますのでぜひご覧ください。
1MNP手数料が無料に!2年縛りも廃止され乗り換えやすくなった
携帯電話番号を引き継げるMNPはメリットの多い制度ですが、手数料や手続きが分かりにくいことが障害となり、乗り換えをためらう方は少なくありませんでした。
しかし携帯電話の番号ポータビリティガイドラインが改正され、ユーザーにとって乗り換えやすい仕組みへと改善されています。
その顕著な改善内容として、MNP手数料が無料になったことが挙げられます。
たとえばMNP転出手数料として3,300円が発生していましたが、ガイドライン改正により2021年4月1日以降Webサイトで申し込みを行う場合のMNP転出手数料は無料化されることになりました。
加えて、定期契約における中途解約金も2022年3月までに全廃されることになり、乗り換えのハードルは一段と低くなりました。
政府広報オンラインによると、MNP手数料が原則無料になったことに加え、「過度な引き止め行為の禁止」「オンライン受付を24時間に拡大」による改善も行われています。
これらの取り組みにより携帯電話会社の公正な競争および料金の引き下げが期待され、ユーザーにとってもMNPがしやすくなると考えられます。
【2023年最新】MNP費用まとめ|手数料・解約金・その他費用
MNP手続きを始める前に、かかるかもしれない費用の目安を把握しておくことは大切です。
MNPでかかると考えられる費用の項目は以下の5つです。
- MNP転出手数料
- 新規契約の事務手数料
- 解約金
- 機種代の残債
- 契約最終月の契約料金
ここでは、ガイドライン改正を含め2023年最新の情報に基づいてMNP手続きの費用をまとめます。
1MNP転出手数料
前述のとおり、3,300円ほどかかっていたMNP転出手数料は原則無料化されています。
ガイドライン改正を受けて、大手キャリアは以下の日程でMNP転出手数料を廃止しました。
- ドコモ:2021年4月1日
- au:2021年4月1日
- ソフトバンク:2021年3月17日
- 楽天モバイル:2020年11月4日
上記のキャリアはいずれも、オンライン・店頭を問わずに無料化を導入しています。
手続き方法によっては最大1,100円の手数料がかかる場合も
ガイドライン改正によると、MNP転出手数料が無料化されるのはWeb手続きの場合です。
店舗および電話で申し込みをする場合は、手数料の上限が1,100円に設定されています。
なお、大手キャリアではオンライン・店頭を問わずにMNP手数料を無料化していますが、格安スマホから乗り換える際は、手続き方法によって最大1,100円の手数料がかかる場合があるため注意が必要です。
2新規契約の事務手数料
MNPでは、転入手続きの際に新規契約の事務手数料がかかります。
新規契約の事務手数料は、いずれの携帯電話会社もおおむね3,300円です。
大手キャリアでは、ドコモ・ソフトバンクがオンラインでの手続きで事務手数料を無料にしています。
楽天モバイルの契約事務手数料は申し込み方法を問わず無料、auではオンラインでの手続きでも3,300円の手数料が発生します。
携帯電話会社や申し込み方法によって新規契約事務手数料は異なるため、事前に確認するとよいでしょう。
3解約金(2年縛りの中途解約の違約金)
MNP転出をする際に、以前は2年縛りの中途解約違約金が発生する場合もありました。
解約のタイミング次第では最大10,450円がかかるため、事前に契約更新時期を確認して、乗り換え時期を調整した方もいらっしゃるでしょう。
しかしガイドライン改正により、2年縛りなど定期契約プランが廃止され、旧プランを含めて解約金も免除されています。
大手キャリアの解約金廃止時期は以下のとおりです。
- ドコモ:2021年10月以降
- au:2022年3月31日
- ソフトバンク:2022年2月1日
上記のように、現在では定期契約における中途解約違約金が廃止されていますが、ソフトバンクでは「法人のお客さま向けに提供している一部の料金プランや固定通信サービスを除く」と記載されているなど、例外もあるため確認しておくと安心です。
4機種代の残債(分割払いの残り)
MNPでかかる費用として、機種代の残債が発生するケースも考えられます。
契約時に機種代を分割払いにした場合は、分割払いの残りを支払わなければなりません。
とくに手続きをしない場合は、解約後も乗り換え元の携帯電話会社から請求が来るのが一般的です。
または店舗やオンラインショップをとおして、機種代の残債を一括で支払うことも可能です。
キャリアによっては機種代の残債支払い方法を選択できない場合もあるため、事前に確認しておくとよいでしょう。
なお、スマホ購入時に割引などの特典を受けていた場合は、解約とともに特典が適用されなくなるケースがあるため注意が必要です。
たとえば特典を利用してスマホを分割払いで購入し、毎月の支払額が割引されている場合、解約後は割引が適用されず毎月の支払額が高額になるケースが考えられます。
特典やキャンペーンの適用条件などを確認して、予想外の出費にならないように注意しましょう。
5契約最終月の携帯料金
MNPをして乗り換え元のプランを解約すると、契約最終月の携帯料金が発生します。
最終月は基本的に日割りされることはなく、満額請求されるのが一般的です。
さらに、キャンペーンや特典で月額料金の割引がされていた場合は、最終月に限り割引適用外になるため注意しましょう。
たとえば最終月に「家族割」が適用されず、高額の月額料金を支払うことになるケースは珍しくありません。
その他オプション料金も満額請求されるため、事前に最終月の携帯料金総額を確認しておくようおすすめします。
MNPの手数料の他に知っておくべき2つのポイント
MNPの手数料以外にも、手続きをする際に知っておきたいことがあります。
ここでは、MNPの手続きの流れと注意点についてまとめます。
1MNPの手続きの流れ
MNPの手続きの流れは、大きく以下の3ステップに分けられます。
ステップ① MNP予約番号を取得する
MNP予約番号とは、携帯電話番号を継続利用するために必要な10桁の番号のことです。
手続きは現在契約中の携帯電話会社で行い、MNP予約番号と有効期限が記載された情報が提供されます。
MNP予約番号には15日間の有効期限があるため、乗り換え先を前もって決めておき、取得後は早めに申し込みを行うようにしましょう。
ステップ② MNPの申し込みをする
新しく契約する携帯電話会社にMNPの申し込みを行います。
手続きに必要なものは、MNP予約番号・本人確認書類・支払いに利用するクレジットカードや口座番号の情報です。
キャリアや申し込み方法によって手数料の有無や準備するものが異なるケースもあるため、事前に確認しておくとスムーズな手続きにつながります。
ステップ③ 開通手続きを行う
新しく契約した回線に切り替える手続きを行います。
店舗申し込みの場合はスタッフが開通手続きまでワンストップで行ってくれますが、オンライン申し込みの場合はSIMカードやスマホを郵送で受け取ってから自分で開通手続きを行わなければなりません。
ただし決して複雑なものではなく、同梱されている案内に従って電話またはオンラインで簡単に手続きを進められます。
MNP手続きの流れは、「MNP(乗り換え)のやり方|手続きの手順を分かりやすく解説【体験談付き】」で詳しく解説していますのでぜひご覧ください。
2乗り換える際の注意点
MNPをする際は、携帯電話会社や申し込み方法によって手数料が発生する場合があるだけでなく、以下のような注意点もあります。
キャリアメールの引き継ぎは有料になる
MNPで携帯電話番号は引き継げますが、キャリアメールは無料で使えなくなるため注意が必要です。
キャリアメールの引き継ぎを希望する場合は、定められた期間内に「持ち運びサービス」に申し込まなければなりません。
その際は、一般的に月額330円または年額3,300円が発生します。
乗り換え元のポイントが無効になることがある
乗り換え元でポイントサービスを利用している場合、解約とともにポイントが無効になる場合があります。
MNP手続きの前に使い切るようにしましょう。
解約後も使えるポイントサービスの場合は、必要な手続きがあるかを確認しておくと安心です。
家族割引などを利用している場合、残った家族のスマホ代が高額になるケースがある
家族割を活用している場合、一人が抜けることで残った家族のスマホ代が高額になるケースがあるため注意しましょう。
事前に家族と話し合ってからMNPを検討することで、トラブルを避けられます。
また、家族全員でMNPを行うケースも珍しくありません。
利用するスマホにSIMロックがかかっている場合がある
中古スマホを購入してSIMカードだけを申し込む場合は、SIMロックがかかっていないかを確認しましょう
SIMロックがかかっているスマホはSIMロック解除が必要です。
また、新しく契約する携帯電話会社で「動作確認済」であるかをチェックしておくと安心です。
費用を抑えてお得に乗り換えるなら代理店がおすすめ!「モバシティ」のご紹介
最後に、お得な乗り換え先を探している方やソフトバンクへの携帯乗り換え(MNP)を検討している方に、ソフトバンク正規代理店「モバシティ」をご紹介します。
MNPでは「公式サイトの申し込み窓口の方が安心できる」と感じる方もいらっしゃいますが、実は代理店の方がお得な場合があります。
モバシティはお得にMNPできる申し込み窓口の一つで、ソフトバンクの正規代理店であるため安心してご利用いただけるのも大きなメリットです。
モバシティで申し込む主なメリットは、以下の3つです。
1高額キャッシュバックを最短当日にゲットできる
端末とプランを同時契約すると、2万円のキャッシュバックを最短当日に現金でもらえます。
キャッシュバックの使い道はもちろん自由。
お小遣いにしてもよいですし、新しいスマホ代金の一部に活用することも可能です。
2自宅でサポートを受けながら簡単に乗り換えできる
「モバシティ」では、来店による受付だけでなく、全国どこからでもオンラインで簡単に携帯乗り換えができます。
面倒な手続きや待ち時間はなく、専門スタッフのサポートを受けながらスムーズに手続きを進められ、初めてのMNPでも安心です。
特典やキャッシュバックも対象で、キャッシュバックは希望の振込先に入金されます。
3ソフトバンク公式キャンペーン・特典も併用できる
「モバシティ」はソフトバンク公式代理店ですから、ソフトバンク公式キャンペーン・特典も受けられます。
代理店独自のキャンペーンと公式キャンペーンを併用することで、さらにお得にMNPできる場合があるため、最新キャンペーン情報や特典適用条件などを確認しましょう。
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まとめ
ガイドライン改正によりMNP手数料は原則無料となり、携帯電話会社の乗り換えがしやすくなりました。
現在では、MNP転出手数料はほとんどのキャリアで無料です。
(※格安スマホや申し込み方法によっては最大1,100円の手数料が発生する場合があります。)
加えて、定期契約の縛りやそれにともなう中途解約違約金が廃止され、いつでも解約できるようになりました。
MNP手続きでは、各種手数料以外にも以下のような費用がかかる可能性があります。
- 新規契約の事務手数料
- 機種代の残債
- 契約最終月の携帯料金
事前にかかる費用を計算しておくなら、MNP手続きのトラブルを避けられるでしょう。
なお、ソフトバンクへの乗り換えであれば、新規契約の事務手数料は無料です。
さらにソフトバンク公式代理店「モバシティ」で申し込むことで、高額キャッシュバックをもらえたり、オンライン契約でサポートを受けながら手続きを進めたりできます。
「MNPは初めてなので不安」「専門スタッフのサポートを受けながらお得に手続きしたい」といった方は、ソフトバンク正規代理店「モバシティ」までお気軽にお問い合わせください!