MNPにかかる時間とは?番号発行・回線切り替え・転出まで解説
MNPと聞くと、時間がかかる面倒な手続きと考えている方が多いのではないでしょうか。
そういったことから、以下のような疑問や悩みをお持ち方もいるかと思います。
- MNPで乗り換えたいと考えているんだけど、何日くらいかかるの?
- MNPでキャリアを乗り換えたいけど、忙しいからできるだけ早くしたい…
実際、MNPはキャリアによって手順や必要書類が異なるため、面倒な手続きではありますが、概要を理解しておけば手続きがスムーズにできます。
そこで本記事では、MNP手続きの手順を確認したうえで、MNPにかかる時間について詳しく解説します。
加えて、MNPを行う際の注意点も紹介していますので、ぜひ参考にください。
また後半には、MNPされる方に向けてお得なキャンペーン情報についても紹介しています。
MNPの際のキャッシュバックや機種代金の割引にご興味がある方はぜひご確認ください。
MNPの手順とは?まずは基本をチェック
MNPにはどれくらい時間がかかるのかを把握するために、まずはMNPの手順を知っておいた方がよりスムーズに理解できるかと思います。
そこで本章では、MNPの手順をご紹介していきます。
手順①MNP予約番号を取得する(※例外あり)
MNP予約番号とは、MNPを行うときに必要な10桁の番号のことで、この番号を利用して、転出・転入の手続きを行うことができます。
そのMNP予約番号の発行は、原則、現在契約している携帯キャリアで行わなければいけません。
またキャリアによって異なりますが、MNP予約番号は店舗・電話・ホームページで発行するのが一般的です。
ただ、新しいキャリアと契約するだけで、電話番号をそのまま乗り換えできる「MNPワンストップ」の開始により、手続きが必要ないケースが出てきました。
実際には、MNPワンストップを導入しているキャリアは限られているため、MNPの前に確認が必要です。
【MNPワンストップを導入しているキャリア】
- ドコモ
- ahamo(ドコモのオンライン専用プラン)
- au
- UQモバイル(auのサブブランド)
- povo(auのサブブランド)
- ソフトバンク
- LINEMO(ソフトバンクのサブブランド)
- ワイモバイル
- 楽天モバイル
- 日本通信
- b-mobile(日本通信の兄弟ブランド)
MNPワンストップを導入しているキャリア同士であれば、MNP予約番号を発行せずとも乗り換え可能です。
ただしMNPワンストップの手続きはオンラインのみなので、店舗で説明を受けたい方は、従来の方法で乗り換える必要があるため注意しましょう。
MNP予約番号の取得方法
ここでは、大手4大キャリアのMNP予約番号の取得方法をご紹介します。
キャリア名 | MNP予約番号の取得方法 | 受付時間 |
ソフトバンク | 「ソフトバンクショップ」で手続きをする | 各店舗の営業時間内 |
「携帯電話番号ポータビリティお問い合わせ窓口」に電話をかける | 午前9時から午後8時まで | |
「My SoftBank」でオンライン手続きをする | 24時間 予約番号発行は午前9時から午後8時まで |
|
ドコモ | 「ドコモショップ」で手続きをする | 各店舗の営業時間内 |
「ドコモインフォメーションセンター」へ電話をかける | 午前9時から午後8時まで | |
「My docomo」でオンライン手続きをする | 24時間 | |
au | 「auショップ」「au Style」「トヨタ au取扱店」で手続きする | 各店舗の営業時間内 |
「MNP(携帯電話番号ポータビリティ)受付窓口」へ電話をかける | 午前9時から午後8時まで | |
「My au」でオンライン手続きをする | 24時間 | |
楽天モバイル | 「my 楽天モバイル」でオンライン手続きをする | 24時間 |
どの場所でMNP予約番号を取得しても問題ありませんが、手続きに不安がある場合は店舗か電話がおすすめです。
ただ、お店まで行く時間や、説明を聞く時間などがあるため、忙しい方にはおすすめできません。
忙しくて時間が取れない方や、このような手続きに慣れている方は、手間も少なく時間の融通も利くオンラインでのお手続きがおすすめです。
手順②乗り換え先のキャリアに申し込む
必要に応じてMNP予約番号を取得した後は、乗り換え先のキャリアで申し込みを行います。
MNPでの転入は、キャリアによってオンラインのみの場合や店舗でも可能な場合もあるため、事前にホームページなどで確認しておくことをおすすめします。
また、転入手続きには下記のものが必要になるケースがほとんどなので、こちらも事前に準備しておきましょう。
- MNP予約番号
- 本人確認書類(運転免許証や顔写真付きのマイナンバーカードなど)
- 料金の支払いに使うクレジットカードもしくは銀行口座情報
それぞれのキャリアの流れに従い、申し込みを完了させましょう。
手順③開通(利用開始)手続きをする
オンラインで申し込んだ場合、転入手続きが完了するとSIMカードや端末が届きます。
スマートフォンにSIMカードを挿し、開通手続きを行えばMNPは完了です。
開通手続きは、キャリアによって方法が違うため、付属の説明書やホームページを確認しながら行いましょう。
ちなみに店舗で手続きをした場合は、スタッフが開通手続きまで対応してくれるため、自分で行う必要はありません。
そのため、スマートフォンに慣れていない方は、店舗で転入手続きするのがおすすめです。
開通手続きの流れ
SIMカードが届いてから行うべき開通手続きの流れは下記のとおりです。
- ウェブなどで開通の手続きをする
- SIMカードを端末に挿し込む
- (Android)APN設定※をする
- (iPhone)他社のAPNプロファイル構成を削除する
- 開通手続き完了
※APN(アクセスポイント)設定:スマホをインターネットに接続するための設定。Androidの場合、基本的に手動で設定する必要があります。
ここでは、iPhone・AndroidそれぞれのAPN設定について詳しくご紹介します。
【iPhoneの場合】
- iPhoneにSIMカードを差し込む
- iPhoneを自宅のWi-Fiに接続
- ホーム画面からブラウザ(Safari)を起動
- 台紙に書かれているAPN情報に沿って、プロファイルのURLにアクセス
※SIMカードの台紙の左側上部に赤枠で囲まれている情報 - APN情報が表示されたら上部の「インストール」をタップ
- iPhoneに設定しているパスコードを入力
- インストールの確認画面が表示されるので「インストール」をタップ
- インストールが完了したら、最後に「完了」をタップすればAPN設定は完了
【Androidの場合】
- Android端末にSIMカードを差し込む
- ホーム画面の「設定」→「その他」の順にタップ
- 「モバイルネットワーク」をタップ
- 「アクセスポイント名」をタップ
- APN画面が表示されたら最下部の「メニュー」をタップ
- メニューが表示されたら「新しいAPN」をタップ
- 「アクセスポイントの編集」画面が表示されたら以下の通り入力していきます。
「名前」・・・「rmobile」と入力
「APN」「ユーザー名」「パスワード」:SIMカードの台紙に書かれている情報を入力。
「認証方法(認証タイプ)」:「PAP」または「CHAP」を選択 - 以上の入力が完了したら「保存」をタップ
- APN画面に戻るので、最後に「mobile」をタップすれば設定は完了
付属の説明書やホームページにもやり方は記載されているため、よく確認しながら作業を進めましょう。
◆APN設定について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
MNPに時間はどれくらいかかる?項目別に解説
MNPの手続きで時間がかかるのは「MNP予約番号の発行」と「開通(利用開始)手続き」の2点です。
本章では、それぞれの手続きにかかる時間について解説していきます。
MNP予約番号の発行にかかる時間
MNP予約番号の発行にかかる時間は、転出するキャリアによって異なります。
MNP予約番号の発行にかかる時間の一例は下記のとおりです。
キャリア名 | MNP予約番号の発行にかかる時間 |
ソフトバンク | 即日 |
ドコモ | |
au | |
UQ mobile | |
mineo | |
楽天モバイル | |
ワイモバイル | 当日 20時以降の申し込み:翌朝9時以降に発行 |
LINEモバイル | 当日から3日程度 |
イオンモバイル | 8時までの申し込み:同日の23時までに発行 8時以降の申し込み:翌日23時までに発行 |
IIJmio | 当日から最大4日 |
キャリアによってかかる時間が異なるため、事前にしっかりと確認しておきましょう。
各キャリアのMNP受付時間まとめ
MNP予約番号の受付時間もキャリアによって異なるため、事前にチェックしておくことをおすすめします。
大手キャリアのMNP受付時間は下記のとおりです。
キャリア名 | 受付場所 | 受付時間 |
ソフトバンク | 店舗 | 各店舗の営業時間内 |
電話 | 午前9時から午後8時まで | |
オンライン | 24時間 予約番号発行は午前9時から午後8時まで |
|
ドコモ | 店舗 | 各店舗の営業時間内 |
電話 | 午前9時から午後8時まで | |
オンライン | 24時間 | |
au | 店舗 | 各店舗の営業時間内 |
電話 | 午前9時から午後8時まで | |
オンライン | 24時間 |
開通(利用開始)手続きにかかる時間
切り替え先のキャリアへの転入にかかる時間は、申し込みする場所によって異なります。
本章では、実店舗・オンラインショップそれぞれの転入手続きにかかる時間を紹介します。
ショップや家電量販店など実店舗の場合
実店舗で転入手続きを行う場合は即日MNP手続きが完了し、利用できる状態になります。
そのため、申し込み直後から使いたい方におすすめです。
ただ、当然ですが必要書類を忘れてしまうと手続きが進められないため、事前に確認してから訪問するようにしましょう。
オンラインショップの場合
オンラインでMNP手続きを行った場合は、およそ2日から1週間で手続きが完了します。
SIMカードや端末を自宅まで配送してもらわないといけない分、実店舗よりも時間がかかってしまう点が急ぎたい方にはネックです。
また、自宅にSIMカードなどが届いた後は、開通手続きを行う必要もあります。
開通手続きはキャリアによっても異なりますが、基本的には約30分で完了します。
ただ、開通手続きの受付時間は決まっているため、事前に確認しておきましょう。
【大手キャリアの受付時間】
キャリア名 | 受付時間 |
ソフトバンク | 9:00~20:30(年中無休) |
ドコモ | web:9:00~21:00(年中無休) 電話9:00~20:00(年中無休) |
au | web:9:00~21:15(年中無休) 電話:9:00~20:00(年中無休) |
楽天モバイル | 9:00~21:00:当日中の開通 21:01~翌8:59:翌9:00以降の開通 |
オンラインショップの場合は、実店舗よりも転入に少し時間がかかってしまう点は注意しましょう。
◆即日でMNPを完了させたい方はこちらの記事をご覧ください。
MNP手続きの時間にまつわる5つの注意点
最後に、MNP手続きの時間に関する注意点を5つご紹介します。
乗り換え前に注意点を確認して、手続きに遅れが生じないようにしましょう。
MNP予約番号の発行に時間がかかる場合がある
MNP予約番号の発行には、こちらがどれだけ頑張っても時間がかかる場合もあります。
なぜなら、即日発行できるキャリアもあれば、通常でも2〜4日ほどかかるキャリアもあるためです。
また、MNP予約番号を電話や店舗で発行する場合、混雑して電話がつながらないケースや、店舗が混み合って待ち時間が長くなるケースも考えられます。
そのため、ご自身が契約しているキャリアのMNP予約番号の発行にかかる時間を確認した上で、できるだけ早く手続きを行うことをおすすめします。
予約番号には15日の有効期限があるため、発行後は早めに転入手続きを行いましょう。
回線の切り替え中には携帯電話が使えない
古い回線から新しい回線に切り替える際に発生する開通処理時間中は、携帯電話がつながらなくなるため注意が必要です。
通常、1時間以内には電話は使えるようになりますが、混雑時の開通手続きや格安SIMへの乗り換えの場合などには長時間スマホを使えなくなる可能性もあります。
あらかじめ分かっている発着信の予定などがあれば、登録が混雑する時間を避け、できるだけ午前中に開通手続きをした方がよいでしょう。
◆回線切り替えで携帯が使えなくなるタイミングについて知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
受付時間外に手続きすると開通が翌日になる
転入先のキャリアによっては、開通手続きをしたにもかかわらず、開通が翌日以降になってしまうこともあります。
例えば、楽天モバイルでは9時~21時までの間に開通手続きをした場合には当日10〜30分で手続きが完了しますが、時間外の手続きでは開通作業が翌日の9時以降になってしまいます。
スマートフォンが使えない時間がでてきてしまう可能性もあるため、業務利用している方など通信が途切れると困る方は注意しましょう。
MNPワンストップでも時間がかかる場合がある
MNPワンストップは転出元でのMNP予約番号発行が必要ないため、手続きの時間を短縮できます。
しかし、MNPワンストップでも時間がかかる場合があるため、注意が必要です。
MNPワンストップで手続きを行った場合には、移転元のキャリアから移転先のキャリアに予約番号が送られます。
その際のやり取りに時間がかかってしまうこともあるのです。
またeSIMの場合は、MNPワンストップでも審査状況により時間がかかることもあります。
そのため、MNPワンストップを活用する場合でも、日程に余裕を持って手続きをしましょう。
月末のMNPは混雑により時間がかかる恐れも
ほとんどの場合、スマートフォンを月の途中で解約しても日割り計算にならないため、月末での解約がお得です。
しかし、MNPする方はみんな同じことを考えており、月末は窓口が混み合う可能性があります。
こうなると必要以上に時間がかかってしまうため、手間が大きくなってしまいます。
そのため、月末にMNP手続きを進めるなら、来店予約を行うか、オンラインで手続きを行うのがおすすめです。
そうすることで混雑を避けられるため、ストレスなく手続きを行えるでしょう。
◆月末のMNPについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
MNPでキャッシュバックや特別割引を受ける方法
MNPでキャッシュバックや特別割引を受けるなら、ソフトバンクの正規代理店である「モバシティ」での手続きがおすすめです。
「モバシティ」でMNP転入を行い端末・プランを同時契約すると、現金2万円をその場でキャッシュバックや機種代金が大幅に割引になるキャンペーンを行っています。
代理店だからこそできるキャンペーンのため、公式ショップで買うよりもお得にスマートフォンを手に入れられます。
当店はオンラインですべての手続きが完了するため、来店にかかる時間・待ち時間などの無駄な時間がありません。
テレビ電話を活用した「オンライン対面」も行っているため、手続きに不安がある方も安心してご利用いただけます。
お得かつスピーディーなMNP手続きを行いたい方は、モバシティにお気軽にお問い合わせください。
まとめ
MNPにかかる時間は、主に「転出元の予約番号発行時間」「転入先での手続きの方法」で決まってきます。
上記2点を押さえておけば、時間の面でMNP手続きに失敗することは少なくなるはずです。
手続きにかかる時間を押さえ、スムーズなMNPを実現しましょう。
ソフトバンクにMNPをお考えであれば、正規代理店ならではの特別キャンペーンが受けられる「モバシティ」にぜひご相談ください。