【注意】データSIMではMNP不可!音声通話SIMとの違いを解説
携帯乗り換え(MNP)に伴い、データSIMから音声通話SIMへの切り替えを検討していませんか?
しかし実は、データSIMではMNPはできません。
MNPは音声通話SIMの間でのみ可能なサービスとなります。
この記事では、データSIMとMNPについて以下の点をまとめました。
- データSIMとMNPの関係
- データSIMと音声通話SIMの特徴&メリット・デメリット
- データSIMと音声通話SIMのおすすめサービス
最後に、お得なスマホ契約方法も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目 次
注意!データSIMではMNP(乗り換え)を利用できない
冒頭でも述べたように、データSIMではMNPはできません。
なぜできないのか、最初に理由を詳しく解説します。
- 現在、音声通話SIMを契約していて、データSIMに変更しようと思っている方
- データSIMを契約中で、他社のデータSIMや音声通話SIMに変更したい方
どちらのケースにも役立つ情報ですので、ご覧ください。
1MNPは「音声通話SIM」間のみ!データSIMはNG
データSIMでMNPができないのは、そもそもMNPの条件に当てはまらないからです。
念のために振り返っておくと、MNPとは「いま使っている携帯電話番号を、そのまま他社でも使えるようにするサービス」です。
つまりMNPとは、電話番号が必要なサービスなので、通話機能のないデータSIMには適用されません。
なお、データSIMから音声通話SIMに変更する場合は、新しい電話番号を取得することになります。
また音声通話SIMから、データ通信SIMに変更する場合でも、電話番号を引き継ぐことはできません。
つまり、この場合も電話番号は失われてしまうということです。
このように、あくまでもMNPは音声通話SIMから他社の音声通話SIMへ、変更する場合にのみ使えるサービスです。
2データSIMから変更したいなら「解約新規」になる
現在データSIMを使っていて、他社に変更したい場合はMNPではなく「解約新規」の手続きを行いましょう。
具体的には、以下の2ステップを踏みます。
- ステップ①:現在の携帯会社の契約を解約し、乗り換え先の携帯会社と新しく契約を交わす
- ステップ②:新しい携帯会社と新規契約する
ステップ①の注意点は、違約金と端末の残債です。
2023年3月時点で、違約金は発生しないか、発生しても税別1,000円以下である場合が多いです。
ただし一部の小規模携帯会社では、1,000円を超える違約金が発生する場合があるためご注意ください。
いま使用中の端末代金を分割払いしている場合は、乗り換え後も支払い続ける必要があります。
ステップ②の注意点は、事務手数料です。
Web手続きをすればかからない場合もありますが、税込3,300円ほどかかるのが一般的です。
3SMS付きデータSIMでもMNPは使えない
データSIMのなかには、SMSを使える機能が付いたSIMがあります。
SMSは、電話番号にもとづいて短めのメッセージをやり取りするサービスです。
そのため、「電話番号を使うならMNPできるのでは?」と疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。
しかSMS付きデータSIMであっても、やはりMNPは対象外です。
SMS機能が付いていても、通話機能はありません。
通常のデータSIM同様、電話番号を他社へ引き継ぐという選択肢は存在しません。
マメ知識:データSIMに付与される電話番号は通話用ではない
スマホの扱いに慣れている方のなかには、データSIMにも電話番号が割り当てられていることをご存知かもしれません。
設定画面のSIM情報を確認すると分かりますが、そこには090や070などの電話番号が表示されています。
「通話はできないはずなのに、なぜ電話番号が割り当てられるのだろう」と不思議に思った方も少なくないでしょう。
これは単純に、携帯会社が電話番号にもとづいてユーザーと回線契約を行っているからです。
通話ができるようにするためではなく、あくまで通信上・便宜上の措置であるため、MNPではどのみち使えません。
データSIMと音声通話SIMどちらを選ぶべき?特徴を徹底比較
データSIMと音声通話SIMには、それぞれ異なる特徴があります。
どちらのタイプのSIMにしようか迷っている方は、各SIMの特徴とご自分のニーズを照らし合わせて検討するとよいでしょう。
では、データSIMと音声通話SIMのメリット・デメリット、またそれぞれのSIMがおすすめの方について解説します。
1データSIMの特徴
データSIMでできることには、以下の点が挙げられます。
- データ通信
- SMS(SMS付きデータSIMの場合)
- アプリを利用しての通話(LINEやIP電話アプリなど)
3つ目の通話に関してですが、スマホで通話ができるのは、電話回線を使う音声通話SIMだけではありません。
インターネット回線を利用するデータSIMでも可能です。
このタイプの有名サービスとしては、LINEが挙げられます。
LINE通話は電話回線ではなく、インターネット通信で音声をやり取りしています。
そのため、インターネット上でも通話は可能です。
データSIMのメリット・デメリット
データSIMのメリット・デメリットは、以下のとおりです。
メリット
- 音声通話SIMより安く契約できる
後述しますが、音声通話SIMはデータSIMができることに加えて、通話機能も付きます。
そのため、基本料金はデータSIMより多少なりとも高くなります。 - 複数端末を使う場合に便利
データSIMはスマホ2台、あるいはスマホとタブレットを1台ずつなど、複数端末を使い分けたい場合に便利です。
音声通話SIMよりも月額料金が低いため、ランニングコストを抑えて複数端末を利用しやすいです。
たとえば、スマホには音声通話SIMを入れて通話できるようにし、タブレットにはデータSIMを挿して動画視聴やネットサーフィンをするなど、目的に応じた使い方ができます。
デメリット
- 状況によっては通話アプリが使えない
前述のとおり、通話はLINEなどのアプリを使って行えます。
しかし110番や119番などの緊急番号への発信や、自分や相手がオフラインだと通話できなかったりなど制限があります。
フリーダイヤルやナビダイヤル(0570)にもかけられません。 - 通話できても音声品質が劣る場合がある
通話アプリを使っての通話は、音声SIMでの通話サービスより劣ります。
たとえば、インターネット回線が混雑していれば、通話品質も悪影響を受けます。
データSIMがおすすめの方
データSIMがおすすめの方は、以下のとおりです。
- ほとんど通話しない方
スマホを使う目的は主にデータ通信である場合には、音声通話SIMを使う意義はあまりないでしょう。
ときどき電話をかける場合には、LINEやIP電話アプリ(Viberや050 plusなど)を使えば十分です。 - 月額料金を少しでも安くしたい方
それほど大きな差額があるわけではありませんが、データSIMのほうが安くおさまるため、少しでもランニングコストを下げたい場合におすすめです。
2音声通話SIMの特徴
音声通話SIMでできるのは、以下のようなことです。
- データ通信
- SMS
- アプリを利用しての通話(LINEやIP電話アプリなど)
- 通常の電話
データSIMの機能に加えて、電話回線を使う通常の通話機能も使えます。
また、将来携帯会社を変えて別の音声通話SIMにするときには、MNPを利用できます。
音声通話SIMのメリット・デメリット
音声通話SIMには、以下のようなメリット・デメリットがあります。
メリット
- 通話品質がよい
- 緊急通報やフリーダイヤルなどへの発信制限がない
110番や119番などの緊急番号、またフリーダイヤルやナビダイヤル(0570)へも発信が可能です。
音声通話SIMでは電話回線を通じて電話をかけられます。
このタイプの通話方法では、自分と相手との間で1対1の回線を占有して話せるため、音質が優れています。
インターネットを使う通話アプリだと、インターネット回線の混雑状況などにより品質が左右されますが、音声通話SIMではその心配がありません。
デメリット
- データSIMより基本料金が高め
契約するプランにより金額は異なりますが、データSIMよりもランニングコストは少なからず高いです。
音声通話SIMがおすすめの方
音声通話SIMがおすすめの方は、以下のとおりです。
- 少し月額料金が高くてもシンプルかつ高品質で通話したい方
音声通話SIMでは、スマホに標準搭載されている通話アプリから目的の番号へ簡単にかけられます。
LINEの友だち登録やIP電話アプリの登録などをする必要がなく、シンプルです。 - さまざまな番号に頻繁に電話する方
音声通話SIMには、「1回○分以内の通話が無料」「24時間いつでも無料」などの通話オプションが提供されている場合が珍しくありません。
一定額を支払うことで通話料金をお得にできるため、さまざまな相手へ頻繁に電話する方にとってはよい選択肢です。 - 音声通話SIM利用中でこれからも同じ番号を使い続けたい方
データSIMへ変更するとMNPできないため、音声通話一択です。
データSIMに関するQ&A
ここからは、データSIMに関する以下の質問と解答をご紹介します。
- いまのデータSIMを音声通話SIMに変更できる?
- データSIMにSMS機能は付けた方がよい?
- データSIMでもLINEは使える?
今後の契約を検討するさいに役立つ情報ですので、ぜひご覧ください。
1いまのデータSIMを音声対応に変更できる?
スマホに挿しているデータSIMに、そのまま通話機能を追加することはできません。
電話回線の通話機能を使うには、SIMの交換や再契約が必要です。
具体的な交換・再契約方法については、契約中の携帯会社の公式HPをご確認ください。
注意点として、SIMカードを交換する場合、手数料が発生する可能性があります。
一例としてIIJmioの場合、SIMカード1枚につ税込2,200円の手数料が発生します。
さらにSIMカード発行手数料が別途発生するため、変更は慎重に行いましょう。
2データSIMにSMS機能は付けたほうがよい?
付けることをおすすめします。
SMS付きデータSIMのほうが料金は高くなりますが、以下のようなメリットがあるためおすすめです。
- ショートメッセージが送れる
メッセージを送るツールとしては、LINEや各種SNSが便利ですが、「なかには相手の電話番号しか知らない」というケースもあるでしょう。
SMSは電話番号のみで送れるため複雑な設定がなく、単発的にメッセージを送るさいに便利です。
ただし送信には料金がかかり、文字数制限もある点に要注意です。 - 本人確認に利用できる
ネット上のサービスを使うときには、本人確認の手段としてSMSが頻繁に利用されます。
「SMSに認証番号が送られて、それを入力してはじめて登録が完了する」というサービスは少なくありません。
SMSがないと認証できずサービスが利用不可になることもあるため、さまざまなネットサービスを使う場合には必須といっても過言ではありません。
3データSIMでもLINEは使える?
利用可能です。
LINEはデータ通信を利用するサービスであるため、データSIMでも問題なく使えます。
友だち登録したユーザー同士で無料通話できるほか、固定電話や携帯電話へかけられる『LINE Out』も利用可能です。
もちろんトークやスタンプなど、ほかの機能も使えます。
データSIMも音声通話SIMもOK!ソフトバンクのおすすめSIM3選
データSIM・音声通話SIMのいずれを使う場合も、できるだけコスパのよい料金プランを契約したいものです。
そこでここからは、通信品質とお得感の高い料金プランで定評があるソフトバンクより、3つのおすすめSIM(プラン)をご紹介します。
音声通話SIMとしては、以下の2プランがおすすめです。
- データ無制限でたっぷり使える『メリハリ無制限』
- はじめてのスマホでお得な『スマホデビュープラン+』
データSIMとしては、以下のプランが提供されています。
- タブレットやPCで使うなら『データ通信専用3GBプラン』
各プランの詳細を見ていきましょう。
1【音声通話SIM】データ無制限でたっぷり使える『メリハリ無制限』
『メリハリ無制限』は、とにかく大量にデータ通信を使う方におすすめです。
4Gでも5Gでも、高速通信をデータ容量の制限なく使えるため、データ消費を気にする必要がありません。
動画視聴やオンラインゲームをとことん楽しむことができるほか、大量のデータをダウンロードしたい場合にも便利です。
無料のテザリングオプションは30GBまで使え、家族や友人、あるいは自分が持つ複数の端末でデータを共有したい場合にも重宝します。
さらに、通話を頻繁にする方の場合は、2つの通話オプションが利用可能。
- 1回5分以内の無料通話ができる『準定額オプション+』は月額880円
- 24時間無料でかけ放題の『定額オプション+』は1,980円
加えて、本プランには『YouTube Premium』が6ヶ月間無料で使える特典もあり、お得感は満載です。
『メリハリ無制限』の通常料金月額税込7,238円ですが、各種割引を使えば4,928円まで値下げ可能。
さらにデータ消費量が3GB以下の場合は、自動的に割引が効いて、なん3,278円まで下がります。
プランの詳細については、以下の記事で詳しく解説しています。
2【音声通話SIM】はじめてのスマホでお得な『スマホデビュープラン+』
『スマホデビュープラン+』は、はじめてスマホを使う方に向いているプランです。
ガラケーからの乗り換えや機種変更をする方、5~22歳のユーザーが対象で、4GBと20GBの2プランがあります。
こちらのプランの特徴は、契約翌月から1年間の基本料金が割引されること。
通常料金よりもずっとコスパよくサービスを利用できます。
料金は、それぞれ以下のとおりです。
■『ライト』(4GB):契約翌月から1年間は月額税込1,078円(通常2,266円)
3Gガラケーからスマホデビューする方は、さらに1年間割引が延長され、計2年間この料金で使えます。
■『ベーシック』(20GB):契約翌月から1年間は月額税込2,728円(通常3,916円)
※ユーザーが5~22歳の場合は『ソフトバンクデビュー割』でさらに安く、月額税込1,078円。
ユーザーが5~22歳の場合は、月額料金割引に加えて、端末の大幅割引も適用されます。
話題のスマホを分割払いで買うと、最大で約3万円の割引が効き、人気のスマホを格安で入手可能です。
『スマホデビュープラン+』は、3Gガラケーから乗り換える方にも、若い年代の方にもコスパが高いプランです。
通話オプションも、もちろん追加可能。
1回5分以内の無料通話ができる『準定額オプション+』は月額880円、24時間無料でかけ放題の『定額オプション+』は1,980円で付けられます。
※60歳以上は『定額オプション+』を880円で利用可能。
3【データSIM】タブレットやPCで使うなら『データ通信専用3GBプラン』
『データ通信専用3GBプラン』は、通話機能がないデータSIM専用プラン(SMS可)です。
契約翌月から5年間、月額税込990円の低料金でデータ通信を楽しめます。
※62ヶ月目からは1,408円。
しかも翌月から3ヶ月間は無料。
もともと安いプランですが、さらにお得感がアップします。
こちらのプランの特徴は、必要なときに必要な分だけ無制限の高速通信サービスを追加できること。
「1時間だけ大量のデータ通信がしたい」など、タイミングに応じてデータ通信の幅を広げられます。
注意点として、こちらのプランは主にタブレットやPCを対象にしています。
スマホでも使えなくはありませんが、公式ですすめられている使い方ではありません。
そのためスマホで利用する場合は、自己責任で契約をしましょう。
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まとめ
「データSIMから音声通話SIMへの変更」や「音声通話SIMからデータSIMへの変更」をする場合、MNPは利用できません。
MNPは音声通話SIM間でのサービスであり、データSIMは対象外です。
データSIMと音声通話SIMには、それぞれ特徴があります。
- 通話を一切せず、月額料金を安く抑えたい ⇒ データSIM
- 通話の頻度が多い ⇒音声通話SIM
このようにスマホの使い方やニーズにより、SIMタイプを選ぶようにしましょう。
また、SIMタイプだけでなく、データ消費量に合わせて自分にマッチする料金プランを選ぶことが大事です。
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