格安SIMにMNP(乗り換え)!知っておきたい3つの注意点!
スマホの基本料金を抑えられるとして人気の”格安SIM”。
最近では10社以上がサービスを提供しており、料金プランも様々あります。
その上、2006年には”MNP”という制度が導入されました。
「携帯番号ポータビリティ」と呼ばれ、電話番号を変えることなく乗り換えられる制度のこと。
例えば、大手キャリアから格安SIMへ、キャリア間を乗り換えても電話番号はそのままです。
大手キャリアの基本料金が高すぎる…、と格安SIMへのMNPを検討している方も多いのでは?
ただ、格安SIMは”格安”と呼ばれるだけにいくつかの注意点があります。
そこで、今回は格安SIMへのMNPで知っておきたい注意点についてご紹介しましょう。
大手キャリアから格安SIMへ、MNPの手順についてもまとめていますのでぜひ参考にしてみてください。
格安SIMへMNP(乗り換え)までの手順
大手キャリア(ソフトバンク、ドコモ、au)との契約はキャリアショップ(窓口)が一般的。
反面、格安SIMの多くは実店舗がないのでネット上(サイト)からです。
では、大手キャリアから格安SIMへ、MNP(乗り換え)までの手順を見ていきましょう。
乗り換え先の格安SIMを決める
まず、乗り換え先の格安SIMを決めます。
「人気 格安SIM」などと検索してみてください。
ちょっと検索しただけで、少なくとも10件以上の格安SIMが見つかります。
- UQ mobile
- IIJmio
- mineo
- BIGLOBE
- NifMo
- 楽天モバイル
- Y!mobile
- DMM mobile
- LINE MOBILE
- DTI SIM
当然、格安SIM会社ごとに料金プランは様々なものが提供されています。
ワンコイン(500円)から契約できるもの、10分間の通話無料プランのあるものなど。
格安SIMを選ぶポイントは主に3つ。
- SIMカードが端末に対応しているのか
- 音声通話プランが利用目的に合っているか
- MNPに対応しているのか
もっと基本料金を安くしたい…、のように目的がはっきりしていれば見つけやすいでしょう。
現在のキャリアから”MNP予約番号”を取得する
乗り換え先(格安SIM)が決まれば、次に現在のキャリアから”MNP予約番号”を取得します。
MNP予約番号は電話番号を維持する上で欠かせないもの。
大手キャリアのキャリアショップ、電話、ウェブ上(サイト)から申し込めます。
ちなみに、MNP予約番号には有効期限(15日間)が。
対して、格安SIMの多くは”MNP予約番号の有効期限は10日間以上必要”としています。
早すぎると期限切れになるので、格安SIMと契約する直前に申し込むのがおすすめです。
格安SIMと乗り換えの手続きをする
MNP予約番号を取得したら、次に乗り換え先の格安SIMと契約します。
格安SIMとの契約手段は主に2つ。
- キャリアショップ…販売員に相談できるが、店舗数があまりない
- ウェブ上(サイト)…気軽に契約できるが、相談はできない
自宅の近くにキャリアショップがあるならまだしも、基本的にはウェブ上からが手軽でおすすめです。
また、格安SIMとの契約に必要なものは主に3つ。
- 本人確認書類(免許証、パスポートなど)
- 支払い情報(基本的にはクレジットカードのみ)
- MNP予約番号(有効期限が10日間以上残っている)
ウェブ上からなら案内の通りにチェックしていくだけ。
格安SIMとの契約が初めての方でも、意外と簡単に手続きできます。
端末にSIMカードを挿入し”初期設定”をする
最後に、格安SIMから送られてきたSIMカードを端末に挿入し”初期設定”をします。
キャリアショップ(窓口)であれば、販売員がその場で初期設定も行います。
反対に、ウェブ上には販売員がいないので、初期設定は自分で行う必要があるのです。
初期設定自体は、”APN(アクセスポイント)”を設定するだけ。
- SIMカードを端末に挿入する
- 端末を再起動する
- 設定画面から”モバイルネットワーク”を開く
- ”アクセスポイント名”を開き、通信サービス名を選択する
- 格安SIMから知らされる”APN情報”を登録する
機械(スマホ)に慣れていない方には少し難しいですが、1つずつ進めば十分に設定できます。
IIJmio(初期設定ガイド)
公式サイト:https://www.iijmio.jp/hdd/guide/d2-4_apn.jsp
MNPによる”空白期間”は?
MNP予約番号を取得し、格安SIMと契約するだけとMNP自体は難しくありません。
ただ、大手キャリアから格安SIMへ、MNPすると”空白期間”が生まれる可能性があります。
”空白期間”って何?
MNPによる”空白期間”とは、通話や通信などのサービスが使えない期間のこと。
大手キャリアから格安SIMへ、ウェブ上からのMNPで発生することがあります。
というのも、格安SIMの回線が開通した時点で、大手キャリアとの契約が解消されるため。
格安SIMの回線が開通しても、SIMカードが自宅に届くまでには数日〜1週間ほどかかるためです。
つまり、格安SIMへのMNPだと最長1週間ほどサービスが使えない可能性が。
プライベートのみならまだしも、仕事でも使っている端末が使えないというのは大きな問題です。
最近は空白期間がないものも
しかし、最近では格安SIMへのMNPでも空白期間の発生しないことが。
”回線の開通方法”を選べる格安SIMが増えてきたためです。
- 自動開通…契約から開通まで、格安SIM側が自動で手続きする
- 手動開通…SIMカードが到着してから、手動で開通の手続きをする
例えば、楽天モバイルでは契約時に”楽天モバイル開通受付センターに電話”という項目をチェックするだけ。
SIMカードが到着してから、楽天モバイル開通センターに電話し手続きした時点と、任意のタイミングで開通できます。
格安SIMからMNPの3つの注意点
MNPの手続きも簡単、かつ”空白期間”も無くせると格安SIMは非常に魅力的に思えます。
しかし、一見するとメリットばかりの格安SIMへのMNPにもいくつかの注意点があります。
”解除手数料”を請求されることが
大手キャリアとの契約を解除するには”解除手数料”が発生することが。
大手キャリアでは契約時に”最低利用期間(一般的には24カ月)”を設定しています。
契約を続けてくれる代わりにサービス(割引)しておきますよ…、と約束している訳です。
にも関わらず、契約期間内に解除しようとすると”解除手数料”が発生するのです。
解除手数料は9,500円〜25,600円と契約内容によって異なります。
もちろん、最低利用期間を過ぎ、”契約更新月(2カ月間)”であれば無料で解除できます。
格安SIMにも”最低利用期間”が
格安SIMの中にも、大手キャリアと同様に”最低利用期間”を定めているところが。
”自由な選択”が魅力なだけに、格安SIMの多くは最低利用期間を定めていません。
仮に、最低利用期間を定めていても、大手キャリアに比べて期間を短くしているところがほとんどです。
ただ、中には”最低利用期間に合わせて大幅に割引!”としている格安SIMもあります。
例えば、楽天モバイルでは12カ月、24カ月、36カ月と最低利用期間に応じて”長期優待ボーナス”が。
36カ月(3年)を選択すると、端末価格から最大20,000円が割引されます。
当然、契約期間内に解除しようとすると”解除手数料”が発生します。
格安SIMから別のキャリアへ、MNPするのに思わぬ出費につながる可能性があるのです。
格安SIMにも”MNP転出手数料”が
格安SIMから別のキャリアへ、MNPするにも”MNP予約番号”を取得する必要があります。
大手キャリアであればMNP転出手数料として一律3,000円が。
ただ、格安SIMでは各キャリアごとに独自のMNP転出手数料を設定しています。
- 楽天モバイル…3,000円
- DTI SIM…5,000円
- mineo…2,160円〜12,420円
最低利用期間の短い格安SIMほどMNP転出手数料は高い傾向に。
格安SIMへのMNPを検討するなら、転出(解約)についても考えておくのが良いでしょう。
まとめ
今回は大手キャリアから格安SIMへ、MNPの手順についてまとめてみました。
楽天モバイルやmineoなど、格安SIMはすでに10社以上。
大手キャリアより基本料金が安い上に、豊富な料金プランが選べるのは魅力的です。
しかし、一見するとメリットばかりに見える格安SIMへのMNPにも注意点はあります。
- ”解除手数料”を請求されることが
- 格安SIMにも”最低利用期間”が
- 格安SIMにも”MNP転出手数料”が
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