【罰金?】SIMカードを返却しないとどうなる?12社の対応を徹底解説
「携帯会社を乗り換える際に、SIMカードを返却しなければならない」
「解約時にSIMカードを返却しなければ罰金を払わなければならない」
そのような噂を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
結論からお伝えすると、SIMカードの返却義務は携帯会社によって異なりますが、サービスによっては、返却をしないとペナルティとして罰金の支払いが求められる場合があります。
そこで本記事では、乗り換えにあたってのSIMカード返却について以下の点を取り上げています。
- カードを返却する義務があるか(大手キャリアと格安SIMの対応)
- 返却義務があるのに返却しなかったらどうなるか?
- SIMを返却or廃棄する方法
乗り換え中、または乗り換え検討中の方でSIMカード処理に悩んでいる場合は、ぜひこの記事をお役立てください。
目 次
SIMカードは返却しないとダメ?返却しないとどうなる?
はじめに、SIMを返却する義務があるかどうか、気になる回答を見てみましょう。
また、返却義務があるのに返却しなかった場合のリスクについても解説します。
1SIMカードの返却が必要かどうかは携帯会社で異なる
結論からいうと、SIMカードを返却すべきかどうかは、携帯会社により対応が異なります。
返却するよう要望している会社もあれば、返却せずにユーザー自身で廃棄してもよしとしている会社もあります。
次章で、主な携帯会社の対応の違いを取り上げますので、参考にしてください。
2SIMカードを返却しないと罰金を取る携帯会社も?
返却を要求する会社のなかには、返却しない場合にペナルティとしてお金の支払いを求めるところがあります。
たとえy.u mobileでは、契約終了月の翌月15日までに返却しないと、「SIM未返却手数料」として税込2,200円の支払いを必要としています。
余計な出費を避けるためにも、はっきりと返却を要求している会社に対しては、SIMを返却しましょう。
ちなみに、返却やペナルティについて要求している会社が実際に罰金を取るかというと、必ずしもそうとは限らないようです。
y.u mobileについても、「未返却手数料が発生する場合があります」とにごした表現を使っており、100%取られる類のものとはいえません。
とはいえ、取られる恐れが少なからずあるので、原則的に返却はきちんと行いましょう。
3ただしなかには原則返却でも強制されないケースもあり
SIMカードの返却を求める会社のなかには、もう少しやわらかい対応をする会社もあります。
返却するよう要求していても強制はせずにそのままにしてくれるのです。
たとえば、筆者はかつてFREETELという格安SIM会社を使っていて、SIMカード返却は必須でした。
しかし、直接カスタマーセンターにSIMカード返却について問い合わせると、「返却が困難な場合は必要なし」と回答されました。
エキサイトモバイルやIIJmioも、「返却が困難な場合は見つかったときに返却するように」としています。
このように状況によっては返却を強制されるわけではありません。
原則として、返却するに越したことはありませんが、会社によっては柔軟な対応をしてくれるため、返せなくても過度に心配することはありません。
返却が難しい場合は、別途カスタマーセンターに問い合わせてみるとよいでしょう。
ちなみに、会社がSIM返却についての方針を変えることもあります。
たとえば楽天モバイルはかつて、SIMカードを返却するよう求めていましたが、現在ではユーザー自身が廃棄してもOKとルール変更しています。
【携帯会社別】SIMカード返却義務の有無を総まとめ
ここからは、SIMカード返却義務があるかないか、携帯会社ごとに情報を公開します。
便宜上、大手キャリアと格安SIMカードに分けてご紹介します。
1大手キャリアの場合
最初に、大手キャリアの例を取り上げます。
メインブランドとサブブランド・オンライン専用ブランドに分かれているキャリアについては、それぞれのタイプをご紹介しますので参考にしてください。
NTTドコモ
『NTTドコモ』の場合、原則としてSIMカードの返却を求めています。
契約者が死亡したことによる解約について説明している公式ページで、返却について明記されています。
ただし、返却しない場合のペナルティについては確認できませんでした。
NTTドコモのオンライン専用ブランドである『ahamo』についてはSIMカードの廃棄を認めています。
チャットサポートに問い合わせたところ、「返却の必要はなし」との回答がありました。
同じ系列でも、返却義務の有無について差が出ました。
au
『au』もSIMカードの廃棄を認めています。
チャットサービスに問い合わせると、ユーザー自身でSIMカードを廃棄するようにとの回答がありました。
サブブランドの『UQモバイル』も廃棄可能です。
公式ページに明記されています。
オンライン専用ブランド『povo』でも同じく廃棄して問題ありません。
公式ページで、ユーザー自身による廃棄が促されています。
ソフトバンク
『ソフトバンク』では、公式ページにて「店頭で返却する」ように、との旨が記載されています。
ただし、「例外もある」と書かれており、紛失や盗難の場合には返却の必要はありません。
サブブランドの『ワイモバイル』も、「SIMカードはワイモバイルに帰属する」としたうえで、返却するよう求めています。
ただし返却しない場合のペナルティなどについては、確認できませんでした。
オンライン専用ブランド『LINEMO』は「返却不要。廃棄してOK」と公式ページにて明記されています。
同じグループ会社でも、このように対応には差があります。
楽天モバイル
『楽天モバイル』は公式ページにて、ユーザー自身で廃棄可能としています。
また希望があれば、楽天モバイルに返却して廃棄してもらうことも可能です。
前述のとおり、楽天モバイルはSIM返却についてのルールが変更されています。
2格安SIMの場合
続いて、格安SIMにおけるSIM返却義務の有無を見ていきましょう。
以下8社をピックアップしました。
- IIJmio
- OCN モバイル ONE
- NUROモバイル
- LinksMate
- BIGLOBEモバイル
- イオンモバイル
- mineo
- ロケットモバイル
IIJmio
『IIJmio』は公式ページにて、SIMカードを返却するよう求めています。
ただし、紛失などで返却が難しい場合は、返却期限を設けていませんが、返却できなかったとしても費用は発生しません。
OCN モバイル ONE
『OCN モバイル ONE』は公式ページで、SIM返却カードは貸与品であるため、返却するようにと明記しています。
返却できない場合の対応については確認できませんでした。
レンタル端末については未返却違約金を請求する旨が書かれているのに対し、SIMカードについては記載がないため、返却できなくても問題にはならなそうです。
NUROモバイル
『NUROモバイル』は公式ページで、SIMカードを貸与品としており、返却を要求しています。
ただし未返却時のペナルティに関する項目は確認できませんでした。
LinksMate
『LinksMate』の公式ページは、SIMカードを返却するように要求しています。
未返却時の罰則規定は見つけられませんでした。
BIGLOBEモバイル
『BIGLOBE』モバイルの公式ページによると、SIMタイプにより廃棄できる場合もあれば、返却が求められる場合もあります。
タイプA(auのSIM)のSIMカードは廃棄してかまいません。
タイプD(NTTドコモのSIM)のSIMカードは返却を求められます。
BIGLOBEモバイルは、auとNTTドコモの回線を使ったサービスを提供しているため、このように対応が変わります。
先述のとおりNTTドコモは原則SIMカードの返却が必要で、auは不要でしたが、その差がここにも反映されているようです。
イオンモバイル
『イオンモバイル』公式ページのQ&Aによれば、廃棄してOKです。
mineo
『mineo』の公式ページ説明によると、SIMのカードのタイプにより対応が分かれます。
- タイプA(auのSIM):廃棄OK
- タイプD(NTTドコモのSIM)原則返却
- タイプS(ソフトバンクのSIM)廃棄OK
ロケットモバイル
『ロケットモバイル』のFAQによると、SIMカードの返却が求められています。
返却しない場合は、未返却金として税込3,300円の支払いが発生します。
不要になったSIMカードの返却・廃棄方法を解説
ここからはSIMカードの返却方法と廃棄方法をそれぞれ解説します。
それぞれの場合の注意点も取り上げますので、お役立てください。
1SIMカードの返却方法
SIMカードを返却する場合は必ず携帯会社の指示どおりの方法で返却しましょう。
店頭で返却するよう求められることもあれば、指定の場所へ郵送するようにいわれることもあります。
郵送する場合はミニレター(63円)や普通郵便(84円)で送れます。
どちらの場合も、25g以内におさまるようにしましょう。
郵送時には、以下の点にご注意ください。
- 返却先を間違えない
- SIMカードのまま入れない(破損しないため)
- 自分のものを入れない
- 新しいSIMと間違って入れない など
あやまって自分のものを送ってしまうと、廃棄されるか、返却される場合に送料が発生する恐れがあります。
2SIMカードの廃棄方法
SIMカードを廃棄する場合は、ハサミでこまかくカットしましょう。
後述するように、データ消去を心配する必要はありませんが、裁断しておくとより安心です。
SIMカードに関するよくある質問
解約後のSIMカードの扱いについて、よくある以下の質問をまとめました。
- スマホからSIMカードを抜くとどうなる?
- SIMカードのデータ消去は必要?
- 機種変更でもSIMカードの返却は必要?
- SIMカードを紛失した場合ペナルティはある?
SIMカードを処理するさいの参考にしてください。
1スマホからSIMカードを抜くとどうなる?
SIMカードは、4Gや5Gなどの携帯電話通信をするのに必要です。
そのため、抜いてしまうと通信に問題が発生します。
たとえば、4Gや5Gによる電話の発着信やSMSの送受信・データ通信は使えなくなります。
一方、Wi-Fi機能は使えるため、Wi-Fi経由の通話やデータ通信には影響しません。
4Gや5Gとは無関係なアプリもそのまま使えます。
当然、カメラやスピーカー・ラジオなども引き続き利用可能です。
2SIMカードのデータ消去は必要?
SIMカードのなかには、電話番号情報が入っていますが、とくに大きな問題となる個人情報は含まれていません。
そのためデータ消去を気にする必要はありません。
ただし心配であれば、こまかくハサミで裁断するようおすすめします。
3機種変更でもSIMカードの返却は必要?
機種変更のみで携帯会社の契約はそのままの場合、SIMカードの返却は不要です。
SIMカードを新しい端末に挿入すれば、問題なく使えます。
※SIMロックがかかっている場合は解除が必要。
一方、機種も携帯会社も変更する場合、解約する携帯会社のSIMカードに関する規約に従います。
本記事で解説しているとおり、返却が求められることもあれば、不要な場合もあります。
4SIMカードを紛失した場合ペナルティはある?
紛失して再発行する場合は、有償になることがあります。
たとえばNTTドコモは、SIMカードやeSIMの再発行を有償にて対応しています。
一方、再発行するのではなく、「解約後に紛失してしまった」など単純に返却できなくなったのであれば、前述のとおりカスタマーセンターに問い合わせしましょう。
ソフトバンクのように、「紛失や盗難の場合には返却の必要なし」としているところもあり、返却しなくても問題にならない可能性が高いでしょう。
まとめ
SIMカードの返却を求められるかどうかは、携帯会社により対応が分かれます。
返却を求めるところもあれば、廃棄してOKとしているところもあります。
いずれにしても、各社の指示にしたがって処理をしましょう。
ただし、返却するよう求められる場合でも、強制されたり罰金を払わされたりするとは限りません。
公式ページで罰金の旨を明記しているところもありますが、必ずしも支払いを求められるとは限らないようです。
なんらかの理由で返却できない場合は、カスタマーセンターに問い合わせすると安心です。
なお、ソフトバンクの正規代理『モバシティ』では、SIMカードの取扱いを含めケータイやスマホに関するさまざまなご質問にお答えいたします。
機種変更やソフトバンクへの乗り換えをお考えの方は、ぜひお気軽に『モバシティ』の問い合わせフォームよりご相談ください。
ショップよりもお得に乗り換えるなら高額還元の『モバシティ』へ
『モバシティ』経由でソフトバンクに契約すると、ショップでの通常契約よりもお得な契約が可能です。
以下2つのキャンペーンにより、料金プランの実質値下げや端末代金の割引購入が可能です。
- 1人あたり2万円キャッシュバック
端末とプランの同時契約で、1人あた2万円の高額キャッシュバックが進呈されます。
還元された分を月々の支払額にあてれば、実質的な値下げに!
家族で乗り換えれば、キャッシュバック額はどんどんアップするので、とてもお得です。 - 人気のスマホを割引価格でご提供
話題の機種をお得な割引価格で入手いただけます。
欲しかった端末を通常よりも何倍も安く手に入れることも不可能ではありません。
さらに『モバシティ』では来店不要でお手続きができます。
自宅でゆっくり、待ち時間なく契約できます。
また、むだな頭金の支払いや、イヤな営業電話がかかってくる心配もありません。
- 少しでもお得にスマホを手に入れたい方
- 家族でソフトバンクに乗り換えて高額キャッシュバックを受けたい方
この機会にぜひ、『モバシティ』経由でお得なスマホライフをスタートしてください。