端末そのままでSIM変更|やること・方法・注意点を徹底解説!
利用中の端末をそのままにキャリアを乗り換え、SIMカードを変更することで、通信品質の向上、月額料金の割引、データ容量の増加等につながる場合があります。
SIMのみの契約は、最小限の費用で魅力的なプランのある通信事業者へ変更したり、家族と請求を一本化したりする場合に有効な契約方法です。
本記事では、端末そのままにSIMカードを交換するときに利用者がやるべきことについて詳しく解説します。
実際の切り替え手順や注意点を併せて解説するので、料金プランの最適化や最小限の費用負担でMNPを検討している方はぜひ参考にしてください。
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目 次
【必読】端末そのままでSIM変更する時の基礎知識
利用している携帯端末はそのままでSIMのみを変更すれば、他の通信キャリアのサービスを受けられます。
しかし、SIM変更は、自分でSIMカードを取り換えて、設定を切り替える必要があるため面倒です。
また、自分での切り替え作業では、うまく設定できないこともあるかと思います。
そういった方のために、端末そのままでSIM変更するときの基礎知識について解説します。
MNPや新規契約にはSIMカードの変更が必要
SIMカードとは、電話番号や識別番号といった契約者固有の情報が保存されたカードで、携帯端末の中に挿入されています。
それぞれの携帯電話事業者がSIMカードを発行しているため、携帯乗り換えをする際には、新しく契約する事業者のSIMカードに差し替えしなくてはなりません。
そのほか、機種の種類などによってサイズの異なるSIMカードが発行されているため、機種変更の際にSIMの再発行が必要になることもあります。
SIMを入れ替えてもデータやアプリは消えない
写真やアプリといったスマホ内のデータはSIMカードではなく端末本体やクラウド上のデータ保管庫に保存されているため、SIMを入れ替えてもデータは消えません。
SIMに保存されているのは、キャリアの登録者情報や携帯電話番号など、あくまでも携帯電話本体の基本情報です。
ただし、SIMを入れ替えることにより、端末本体のデータが消失したり破損したりするなどのトラブルが生じる危険性はゼロではありません。
念のため、SIMを入れ替えるときには、データやアプリのバックアップを取りましょう。
端末そのままでSIM変更する前にやることとは?
機種変更せずに他社へ乗り換える場合には、乗り換え先のキャリアにSIMロックが解除された端末を持ち込む必要があります。
ここでは端末そのままでSIM変更する前にやることを解説します。
端末のSIMロックを解除する
端末そのままでSIM変更をするためにやることの一つ目は「端末のSIMロックを解除」することです。
SIMロックとは、携帯電話キャリアが端末を出荷する際に、他社の電波で携帯電話を使用できないようにするためにかけている制限です。
例えば、ドコモの携帯電話をソフトバンクやauの電波を使って使用するためには、ドコモで購入した端末のSIMロックを解除する必要があります。
SIMロックの解除の方法は、以下の2種類です。
- スマホやPCからの方法:ドコモオンライン・My au・My Softbankから解除(無料)
- 店頭で申し込みする方法:ドコモ・au・ソフトバンクの店舗に端末を持参し解除。(手数料3,300円)
一方、最初からSIMロックの制限がかかっていない「SIMフリー端末」もあります。
スマホメーカーが販売している機種や、2021年10月1日以降にドコモ・au・ソフトバンクなどの携帯電話事業者から発売された機種はSIMフリーのため、SIMロックの解除は必要ありません。
SIMカードの種類を確認する
携帯端末に挿入するSIMカードの種類は「標準SIM」「microSIM」「nanoSIM」の3つです。
利用する端末によって利用できるSIMカードが異なるため、事前に説明書やホームページでよく確認しておきましょう。
取り扱いを間違うとSIMカードが破損する恐れがありますし、再発行が必要になります。
今後主流になるのが「eSIM」と呼ばれる物理的なカードを必要としないSIMです。
eSIMは、通信会社からSIM情報をダウンロードすることで機器本体に「電話番号や識別番号のデータ」を内蔵する仕組みのことです。
eSIMを使用すれば、携帯乗り換えの際にSIMカード配送の手続きが不要になり、より手軽に手続きできるようになります。
対応周波数帯(バンド)を確認する
スマホの機種やキャリアごとに周波数帯は決まっています。
キャリアと端末の周波数帯の組み合わせが一致していないと、機種変更しても、利用することができません。
iPhone 14 Pro Maxを例にご紹介します。
(Apple公式ホームページより)
【ソフトバンクの周波数帯(こちらより確認)】
4G回線に該当する「FDD-LTE」を確認すると、上記にあったFDD-LTEの28、26/18、19,8に「◯」がついています。
グレーのセル部分はソフトバンクが使用できない周波数です。
つまり26/18、19は使用できません。
【ドコモの周波数帯(こちらより確認)】
次にドコモの周波数を確認してみましょう。
今度は28、19に「◯」がついていますが、先ほどのソフトバンクでは19に「◯」はついていませんでした。
つまりドコモでは19の周波数帯が利用できることを指しており、同時にキャリアによって使える周波数帯が異なることを意味しています。
「◯」がついていれば基本的には乗り換え可能ですが上記のように同じ端末であってもキャリアによって周波数が異なります。
機種変更の際には事前に端末とキャリアの周波数の組み合わせを確認しておきましょう。
端末そのままでSIM変更する方法・手順を徹底解説
ここでは端末そのままでSIM変更する方法と手順を解説します。
大きく分類すると以下の方法で進んでいきます。
- 転入先に申し込みをする
- SIMカードを入れ替える
- 開通手続き・APN設定をする
この3つの方法をそれぞれの手順に分けて詳しく解説します。
ステップ1:転入先に申し込みをする
転入先にSIMカード契約の申し込みをします。
ここでは「電話番号を継続して乗り換えるMNPの場合」と「新しく電話番号を発行する場合」に分けて解説します。
電話番号を継続して乗り換えるMNPの場合
移転前のキャリアでMNP予約番号を発行します。
MNP予約番号の発行方法は基本的にオンライン・電話・キャリアショップの3つの方法がありますが、オンラインが最もスムーズです。
オンライン手続きの場合、特に問題なければ5分程度でMNP予約番号を発行できます。
キャリアショップでMNPを発行する場合には、以下の本人確認書類の持参が必要なため、注意しましょう。
書類 | 概要 |
本人確認書類(例) | ・運転免許証 ・マイナンバーカード ・パスポート |
※MNPワンストップ方式
移転先の携帯事業者で手続きが完結する「MNPワンストップ方式」が2023年5月24日(水)から開始しました。
移転元の回線解約や移転先の回線契約、切り替えを移転先のキャリアで行うことができる切り替え方法です。
簡単にMNPできる仕組みがリリースされていますので、活用しつつスムーズに発行手続きを行いましょう。
新しく電話番号を発行する場合
新しい電話番号を発行する場合、各キャリアにSIMカードの申し込み手続きを行います。
申し込みの際に注意すべき点は、SIMカードの種類を間違えないようにすることです。
対応していない種類のSIMカードは使用できません。
また、SIMカードの発行は、通常の新規契約と同様に本人確認書類の提示が必要です。
書類 | 概要 |
本人確認書類(例) | ・運転免許証 ・マイナンバーカード ・パスポート |
クレカまたは銀行口座 | 利用可能なクレジットカードの種類を確認しましょう。 |
SIMカードの申し込み手続きが完了すると、契約者住所宛にSIMカードが郵送で送られて来ます。
ステップ2:SIMカードを入れ替える
SIMカードの切り替え手順を説明します。
取り寄せたSIMカードを台紙から切り離す
届いたSIMカードの中身を確認すると、台紙にSIMカードが貼り付いていますので、丁寧に切り離しましょう。
SIMカードは非常に繊細な部品なので注意して取り扱うようにしてください。
金色のIC部分には極力触らないよう気をつけてください。
埃や指紋が動作不要の原因になりますので、もし触ってしまったら柔らかい布などで拭きましょう。
本体端末の電源を切る
SIMカードを挿入する前には必ず電源を切ってから作業を進めてください。
電源がそのままだと端末に余計な負荷がかかり、予期せぬトラブルが発生する可能性があります。
例えば強制的に再起動を行うこともあるので気をつけましょう。
SIMピンで端末本体からSIMカードトレイを引き出す
ここではiPhoneを例に解説します。
端末側面に小さな穴があります。
そこにSIMピンを差し込むとSIMカードトレイを取り出すことができます。
SIMカードトレイからSIMカードを取り出す
SIMカードトレイの中に契約中のSIMカードが入っています。
SIMカードを丁寧に取り出しましょう。
先ほどと同様SIMカードのIC部分には極力触らないように注意しましょう。
またキャリアによっては取り出したSIMカードを返却する必要があります。
移転前のキャリアに事前に確認を取りましょう。
SIMカードをSIMカードトレイに入れ、本体に差し込む
移転先のSIMカードを用意して、SIMカードトレイに入れましょう。
挿入する時には特にSIMピンは必要ありません。
これでSIMカードの入れ替えは完了です。
ステップ3:開通手続き・APN設定をする
SIMカードの入れ替えが完了したら、携帯電話会社の回線でデータ通信をするためにANP設定をする必要があります。
APN設定とは、簡単にいえば最寄りの携帯電話基地局に接続するための設定のことです。
ドコモ・au・ソフトバンク購入した端末では出荷時にAPNが設定されているため、契約後にそのままデータ通信できます。
しかし、端末そのままで別の事業者の回線に切り替える場合やSIMフリー端末を使用する際は、ANP設定をしなければデータ通信できません。
手順1.SIMカードを装着し、Wi-fiに接続する
まずSIMカードの装着が完了したスマホを用意します。
次にWi-Fi環境へ接続後、ブラウザ「Safar」を開きます。
キャリアのAPN構成プロファイルのダウンロードページへアクセスする
次にキャリアごとの構成プロファイルをダウンロードするページへアクセスします。
Googleで「キャリア名 構成プロファイル」と検索しましょう。
例えば回線種別がドコモであれば「ドコモ 構成プロファイル」と検索し、該当ページにアクセスしてください。
APN構成プロファイルをダウンロードする
キャリアのサイトにアクセスをすると「構成プロファイルはこちら」というボタンが表示されます。
こちらをクリックすると「許可」を選択する画面になりますので「許可」をタップしダウンロードします。
APN構成プロファイルをインストールする
次に「設定」画面を開くとキャリア名のプロファイルをインストールする画面が表示されます
MVNO名が表示されていることを確認し、「次へ」をタップしてください。
「インストール」をタップし、iPhoneのパスコードを入力するとインストール完了となります。
インストール完了画面にプロファイル名が表示されていることを確認し、インターネット接続の確認ができれば新しいSIMカードでのAPN設定は完了です。
APN設定にさらに詳しく知りたい方はこちらもご確認ください。
端末そのままでSIM変更する際の3つの注意点
端末そのままでSIM変更する際の注意点を3つ紹介します。
SIMのみの契約はお得なキャンペーンが少ない
キャリアや販売店からMNPや新規契約の際に利用できるお得なキャンペーンが展開されますが、多くのキャンペーンがSIMのみの契約を対象外としています。
特に高額なキャッシュバックをはじめとしたメリットの大きなキャンペーンについては、端末の購入が条件となっているケースがほとんどです。
キャンペーンを利用して端末を購入する場合は、お得に携帯電話を契約できることに加えて新しい端末も入手できます。
どちらのメリットが大きいかを判断して、契約方法を検討しましょう。
キャリアの保証サービス内容が異なる
MNP(携帯電話番号ポータビリティ)によってキャリアに機種を持ち込んで契約した場合、キャリアの保証サービスに入ることができても補償サービスの内容が異なる場合があります。
ドコモの「ケータイ補償サービス」を他社で購入した電話機で加入する場合、以下のサポートを受けることができません。
- 「あんしんパック」
- 「電池パックあんしんサポート」
- 「ケータイデータ復旧サービス」
このように他社の携帯では受ける保証やサポート内容が変わってしまうので注意しましょう。
機種代金の残債がある場合は支払いが必要
機種代金の残債がある状態で新しい端末へ乗り換えたとしても残債の支払いスケジュールは残ります。
残債の支払い方法は、乗り換え時に残金を一括で支払うか、そのまま分割払いを継続するかのいずれかです。
特に注意しなくてはならないのは、月々割などの契約の継続を条件とした割引プランに元々加入されている場合です。
これらのケースでは、解約のタイミングで割引プランが外されるため、結果的に月々の端末代金の支払い負担が増える場合があります。
お得なキャンペーンを活用しつつ、残債が残らないように計画的に支払いましょう。
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まとめ
端末そのままでSIM変更を実施する場合の手順は、それほど複雑なものではありません。
キャリアショップに持ち込んで手続きすることも、オンラインで手軽に手続きすることもできます。
SIMロックの解除やANP設定など、通常の携帯乗り換えでは必要ない作業をやらなければならない点を除けば、その他は通常通りMNPの流れで手続き可能です。
ただし、端末そのままでのMNPはお得なキャンペーンが利用できないことなど、注意すべき点もあります。
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