ワイモバイルのデータ繰り越しとは?上限や確認方法をわかりやすく解説
ワイモバイルでは、余ったデータを繰り越すことが可能です。
しかし、すべて翌月に持ち越せるわけではないことや、繰り越したデータには期限があることを知っている人はあまり多くはないでしょう。
そこで本記事では、ワイモバイルで繰り越せるデータの上限や利用期限についてわかりやすく解説します。
データの確認方法や無駄なくデータを利用するためのポイント、繰り越しに関する注意点なども解説しているため、賢くデータを使うために本記事を役立ててください。
目 次
ワイモバイルのデータくりこしのルール
ワイモバイルでは、使用しきれなかったデータ容量を翌月に繰り越すことが可能です。
ワイモバイルのデータくりこしサービスは、データプランの基本容量とオプションで増量した容量が対象となります。
たとえば、旅行や出張で通常以上にデータを消費する場合でも、前月に使い切れなかったデータがあれば、翌月に繰り越せるため、データ不足の心配が軽減されるでしょう。
ここからは、データくりこしの対象となるプランや繰り越しができる期間、消費されるデータの順番を解説します。
データくりこしの対象プラン
ワイモバイルで、データくりこしの対象となっているプランは、以下の表の通りです。
プラン名 | 料金(税込) | ギガ数 |
シンプル2 S | 2,365円 | 4GB |
シンプル2 M | 4,015円 | 20GB |
シンプル2 L | 5,115円 | 30GB |
繰り越しサービスは、追加の申し込みや料金が不要で、プランに加入しているだけで自動的に利用できます。
特別な手間がかからずに利用できるため、忙しい人でも安心して利用できる点がワイモバイルのデータくりこしサービスの強みです。
データくりこしの可能期間
ワイモバイルのデータくりこしサービスでは、未使用のデータは翌月にのみ繰り越すことが可能で、翌々月への繰り越しは行えません。
翌々月への繰り越しは不可能なため、データ使用に注意してください。
なお、繰り越されるデータは、翌月の初日から自動的に利用できるようになります。
ユーザー側で手続きする必要はないため、安心して利用することが可能です。
データくりこしの上限
ワイモバイルの「データくりこし上限」は、以下の3ケースで変動します。
- 基本プランに加入している場合
- データ増量オプションに加入している場合
- プラン変更と同時に繰り越す場合
各ケースの「データくりこし上限」について詳しく解説します。
基本プランに加入している場合
ワイモバイルでは、各基本プランに応じたデータくりこし上限が設定されています。
詳細は、以下の表をご確認ください。
プラン名 | データくりこし上限 |
シンプルS(旧プラン) | 3GB |
シンプルM(旧プラン) | 15GB |
シンプルL(旧プラン) | 25GB |
シンプル2 S | 4GB |
シンプル2 M | 20GB |
シンプル2 L | 30GB |
公式サイトに旧プランの記載はあるものの、旧プランに加入できない点には注意が必要です。
「シンプル2 S」以降のプランと、繰り越し可能なデータ量を確認し、最適なプランを選択しましょう。
データ増量オプションに加入している場合
ワイモバイルのデータ増量オプションに加入している場合、プランごとに繰り越し可能なデータ量は増加されます。
データ増量オプションとは、月額料金を追加することで利用可能なデータ容量を増やすサービスです。
各オプションにおけるデータくりこし量の上限は、以下の表の通りです。
プラン名 | データくりこし上限 |
シンプルS(旧プラン) | 5GB |
シンプルM(旧プラン) | 20GB |
シンプルL(旧プラン) | 30GB |
シンプル2 S | 6GB |
シンプル2 M | 25GB |
シンプル2 L | 35GB |
月によって利用するデータ量にばらつきがある場合は、データ増量オプションを利用するとよいでしょう。
オプション加入により、繰り越されるデータ量が増えるため、速度制限がかかるリスクを抑えて快適に利用しやすくなります。
プラン変更と同時に繰り越す場合
ワイモバイルのデータプランを変更する際、未使用のデータ量のくりこしも影響を受けます。
たとえば「シンプル2 M」プランから「シンプル2 S」プランへ変更した場合を考えてみましょう。
もし「シンプル2 M」でデータ増量オプションに加入しており、当月に25GBのうち2GBしか使用していなければ、残り23GBのデータがある状態です。
そして、プランを「シンプル2 S」に変更した場合、プランで繰り越せるデータ量はデータ増量オプション込みで最大6GBとなるため、23GBのうち6GBのみが翌月に繰り越されます。
このように、プラン変更時の新プランのデータ上限に従って繰り越しが調整されるため、プラン変更を検討する際はくりこしデータ量も考慮に入れる必要があります。
データくりこしの消費順
ユーザーが損をしないように、ワイモバイルではデータ容量を消費する順序を定めています。
最初に消費されるのは、前月から繰り越されたデータ量です。
繰り越されたデータは翌月までしか利用できないため、期限が迫っているデータを効率よく消費できるように工夫が施されているのです。
繰り越されたデータを使い切ったあとは、プランに基づく通常のデータ容量が消費されます。
ワイモバイルのデータくりこしの確認方法
携帯の使い方を考えるうえで「今月に繰り越されたデータは何ギガだろう」と気になることもあるでしょう。
ワイモバイルでデータくりこし量を確認する方法は「My Y!mobile」を利用する方法、または「My SoftBankアプリ」を利用する方法の2パターンがあります。
それぞれの方法について解説します。
My Y!mobileで確認する方法
「My Y!mobile」からデータくりこし量を確認する方法は、以下の通りです。
- My Y!mobileにログイン
- 「データ通信量の管理」メニューを選択
- 「残量/使用量の内訳」をタップ
- 「基本データ量残り」から「増量分残り」にアクセス
たとえば、基本データ量が3GB、増量分の残りが4GB場合は、当月利用できるデータ容量は7GBあることがわかります。
My SoftBankアプリで確認する方法
「My SoftBankアプリ」を使用して、前月から繰り越されたデータ量を確認する手順は、下記の通りです。
- My SoftBankアプリを起動
- 「詳細を見る」を選択
- メニューから「今月分のデータ量(合計)」をタップ
- 「前月くりこしデータ量」を確認
前月から繰り越されたデータ量がわかりやすく表示されているため、現在のデータ使用状況を正確に把握できるでしょう。
ワイモバイルのデータくりこしの注意点
データくりこしは非常に便利なシステムですが、ワイモバイルではデータが繰り越しできない場合もあります。
たとえば、以下3つの状況では、データは繰り越しできません。
- 低速時に追加購入したデータは繰り越せない
- 100MB未満のデータは切り捨てられる
- 繰り越したデータは家族でシェアできない
それぞれの状況について解説していきます。
低速時に追加購入したデータは繰り越せない
ワイモバイルのデータくりこしサービスは、すべてのデータを対象としているわけではありません。
たとえば、通信速度の低下時に追加購入したデータは、繰り越しの対象外です。
繰り越し可能なデータは、通常のプランやデータ増量オプションによって提供されたデータだけです。
速度制限がかかったときに「たくさん買っても繰り越せるから大丈夫」と考えていると、購入したデータ容量が無駄になってしまうかもしれません。
低速時に追加購入したデータは繰り越せないことを念頭に置いて、翌月までに使いきれそうな容量を購入するとよいでしょう。
100MB未満のデータは切り捨てられる
ワイモバイルのデータくりこしサービスでは、100MB未満のデータ残量は繰り越しできません。
そのため、無駄なくデータを利用したい場合は、月末付近にデータ容量を確認して、100MB以上のデータが残るように調整するとよいでしょう。
そうすることで、データを余すことなく有効活用できます。
繰り越したデータは家族でシェアできない
ワイモバイルのデータくりこしでは、前月に使い切れなかったデータ量を翌月に繰り越すことができますが、この繰り越したデータは家族間でシェアすることができません。
繰り越されたデータは個人ごとに管理されているためです。
家族間でデータをシェアしたい場合は、ワイモバイルの「シェアプラン」を検討することをおすすめします。
このプランでは、家族全員がデータ量を分けあうことができ、さらにデータくりこしのメリットも享受できるため、より経済的にワイモバイルを利用できます。
ワイモバイルでデータを無駄にしない方法
ワイモバイルのデータを無駄なく利用するには、自分の利用状況を踏まえて、適切なプランを選択することが重要です。
たとえば、普段3GB程度しか使わないにもかかわらず「シンプル2 L」プランといった大容量のプランを契約していると、30GB近く余すことになってしまいます。
繰り越しできるデータにも上限があるため、これから解説する方法をもとに、ふさわしいプランが何かを考えてみましょう。
利用状況に合わせて料金プランを見直す
月末に大量のデータが余っている場合は、料金プランの見直しを検討しましょう。
使用パターンに応じて最適なプランに変更することで、無駄な支出を抑えて、コストパフォーマンスを向上させることが可能です。
たとえば「シンプル2 S」プランは、利用できるデータ容量が少ないため、あまりデータを使用しないユーザーに適しています。
一方、動画視聴やオンラインゲームなどでデータをよく消費する場合は「シンプル2 S」プランだと、すぐに速度制限がかかってしまい、ストレスの原因になるかもしれません。
その場合は「シンプル2 M」や「シンプル2 L」プランがよりよいといえるでしょう。
このように、月々のデータ使用状況を確認して、実際の消費量に合わせてプランを選ぶことが、データを無駄なく利用するためのカギとなります。
データを分け合えるシェアプランを検討する
ワイモバイルのシェアプランは、複数のデバイスを使用するユーザーには、特におすすめです。
シェアプランでは「シンプル2 S/M/L」や「スマホプラン」などの各種プランに加入しているユーザーが、最大3枚のUSIMカードを利用して、スマートフォンやタブレット、SIMフリー端末間でデータを効率的に共有できます。
従来はデバイスごとに基本料金を支払う必要がありました。
しかし、シェアプランが登場したことによって、シェアプランの基本料金を支払うのみで済むようになったため、通信費を削減できるようになりました。
たとえば「シンプル2 M」プランを2回線利用していた場合、通常6,556円が必要です。
一方、シェアプランを適用すると基本料金4,015円に加え、シェアプラン料金539円のみで済むため、合計4,554円で利用できます。
複数の端末を利用している場合は、シェアプランへの切り替えを検討してみるとよいでしょう。
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まとめ
ワイモバイルのデータくりこしサービスは、未使用のデータを翌月に持ち越せる便利なサービスです。
しかし、サービスの利用にあたっては、いくつか注意が必要です。
たとえば、繰り越し可能なデータには上限があることや、100MB未満のデータや低速時に購入したデータは繰り越せないこと、繰り越したデータは家族間でシェアができないことなどです。
注意点を踏まえて、自分の利用状況に合わせたデータプランを選択するようにしましょう。
データくりこしのできるワイモバイルへ乗り換えを検討している場合は、モバシティのご利用をおすすめします。
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