ワイモバイルは海外でも使える!料金プラン・高額請求を防ぐ方法を解説
- ワイモバイルの携帯は海外でも使える?
- ワイモバイルを海外で使って高額請求されない?
海外利用について、上記のようなお悩みをお持ちではありませんか?
ワイモバイルでは、国内で使用している端末をそのまま海外でも利用可能です。
電話・メール・インターネットなど、国内で使用するのと同じように利用できます。
ただし海外で使用できるとはいっても、国内で使うのとは料金体系が異なるため、誤った方法で使用すると高額請求につながってしまう危険性がある点に注意が必要です。
そこで今回はまず、ワイモバイルの海外用データ通信プラン・海外での利用方法・料金などの基礎知識を解説します。
その上で、海外利用時の注意点・高額請求を防ぐポイントをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目 次
ワイモバイルの海外用データ通信プランは2種類
「海外あんしん定額」「海外パケットし放題」の内容を解説します。
海外あんしん定額
海外あんしん定額とは、自分の好きなタイミングから使え、制限時間に到達した場合には自動で停止するため、安心して使える海外用データ通信プランです。
24時間3GB・72時間9GBなど比較的少量かつ低価格なプランとなっているため、以下のような方におすすめです。
- 滞在期間が短期間の人
- データ通信をそんなに使わない人
- 海外での通信費をできるだけ抑えたい人
ここからは、海外あんしん定額の料金や申し込み方法をご紹介します。
海外あんしん定額の料金
海外あんしん定額の料金は、渡航先・使用場所によって異なります。
【定額国L】
対象国 | アメリカ本土、アラスカ、ハワイ、プエルトリコ、バージン諸島(アメリカ領)、タイ、台湾、中国、韓国、香港、モルディブ、ドイツ、フランス、イタリア、グアム、オーストラリア、カナダ、メキシコ、ブラジルなど | |
料金プラン | 24時間プラン | 3GB:980円 |
72時間プラン | 9GB:2,940円 |
【定額国S】
対象国 | バハマ、ジンバブエ、イラン、ミクロネシア、ジブチ、レバノン、ベリーズなど | |
料金プラン | 24時間プラン | 3GB:1MB:1,980円 |
5MB:9,800円 | ||
10MB:19,600円 |
【飛行機・船での利用】
料金プラン | 1時間 | 50MB:980円 |
5時間 | 100MB:1,960円 | |
15時間 | 150MB:2,940円 |
ソフトバンクによると、定額国Lは人気の渡航先99%で使えるとのこと。
そのため、すべての国に対応しているわけではありませんが、多くの場合、定額国Lへの加入で事足ります。
なお、定額国S・飛行機・船での利用の場合はGBではなくMBとなります(1GB=1,024MB)。
データ容量に対して金額が非常に割高になるため、十分確認した上で契約してください。
海外あんしん定額の申し込み・設定方法
海外あんしん定額の申し込み・設定方法は以下の通りです。
【渡航前】
- 「My Y!mobile」にログイン
- 「ご契約内容を見る」で世界対応ケータイに申し込みもしくは加入しているか確認
- 海外あんしん定額専用サイトからプラン申し込み
【渡航後】
- データローミングを「ON」にする
- ソフトバンクから届くSMSから専用サイトにアクセス
- 希望するプランを選択し「利用を開始する」をタップ
- 残り時間と残りデータ通信量が表示され、利用開始
海外あんしん定額を利用するには現地到着時にSMSを受信する必要があります。
SMSに対応していない端末ではこの作業ができないため、海外あんしん定額も利用できません。
海外あんしん定額を利用する際は、端末がSMSに対応しているか確認しておくことをおすすめします。
海外パケットし放題
海外パケットし放題とは、その名の通り海外でデータ通信が使い放題になる海外用データ通信プランです。
いくらでもインターネット・メールなどを利用できるため、データ通信量を気にせず使いたい人におすすめです。
ここでは、海外パケットし放題の内容をご紹介します。
海外パケットし放題の料金
海外パケットし放題の料金は「25MBまで」と「25MB以上」の2段階になっています。
25MBまで | 0円〜1,980円/日 |
25MB以上 | 2,980円/日 |
注意しなければならないのは、1日単位のサービスであるという点です。
日本時間0時から23時59分59秒を1日とするため、仮に日本時間の23時50分から利用を開始すると、10分使用しただけでも1日とカウントされます。
海外パケットし放題を利用する場合は、日本時間がわかる時計などを持っておくことをおすすめします。
海外パケットし放題の申し込み・設定方法
海外パケットし放題は、海外ローミングに加入していれば自動で適用されるため、別途申し込みは不要です。
ただし、渡航前・渡航後の設定は必要です。
【渡航前】
- 「My Y!mobile」にログイン
- 「ご契約内容を見る」で世界対応ケータイに加入しているか確認
- 渡航先が海外パケットし放題の対象国かチェック
【渡航後】
- データローミングを「ON」にする
- ソフトバンクから届くSMSを確認して利用開始
ワイモバイルを海外で使う方法【電話/SMS/データ通信】
ワイモバイルのスマートフォンは、海外でも電話・SMS・データ通信を利用できます。
本章では、それぞれの使い方や料金をご紹介します。
ワイモバイルの国際電話の使用方法
ワイモバイルのスマートフォンから電話をかけるときは、国内にかけるときと方法も料金も異なります。
ここからは、ワイモバイルのスマートフォンでの国際電話のかけ方・料金をご紹介します。
国際電話のかけ方
ワイモバイルのスマートフォンから国際電話をかける際は「+」「国番号」「相手の電話番号(0で始まる場合は0を除く)」を順番に入力し、発信します。
例えば、日本の090-1234-5678にかける場合は「+81-90-1234-5678」と入力し、発信すればOKです。
一般的に「+」は「0」を長押しすることで入力できますが、機種によっては異なる場合もあります。
詳しくはオンラインマニュアルや取扱説明書をご確認ください。
ちなみに、国番号はそれぞれのキャリアの公式サイトなどで確認できます。
日本人がよく利用する国・地域の国番号の例は以下の通りです。
日本 | アメリカ本土 | 韓国 | 中国 | 台湾 | スペイン |
81 | 1 | 82 | 86 | 886 | 34 |
国際電話の料金
国内同士で通話する場合は発信者のみ通話料金がかかりますが、国際電話の場合は発信側だけでなく着信側にも通話料金がかかることがあります。
国際電話の考えられるパターン | 通話料金 | 着信料金 |
海外から日本へ発信 | 発生 | 無料 |
日本から海外へ発信 | 発生 | 発生 |
国際電話の料金は、滞在先や電話をかける場所によって異なります。
ここでは韓国、台湾、アメリカ・ハワイに渡航した場合の通話料金をご紹介します。
滞在先 | 韓国 | 台湾 | アメリカ・ハワイ |
日本へかけた場合 | 125円 | 175円 | 140円 |
滞在国内へかけた場合 | 25円 | 70円 | 125円 |
その他の国へかけた場合 | 265円 | 265円 | 210円 |
着信した場合 | 70円 | 145円 | 175円 |
※1分ごとの料金
いずれの場合でも、国内通話(22円/30秒)よりも高額なため、事前に金額をよく確認しておくことをおすすめします。
ワイモバイルの国際SMSの使用方法
ワイモバイルのスマートフォンでは、海外利用時に国際SMSも利用可能です。
ここからは、国際SMSの送り方・料金についてご紹介します。
国際SMSの送り方
ワイモバイルの国際SMSの送り方は、以下の通りです。
- 宛先に「+」「国番号」「相手の電話番号(0で始まる場合は0を除く)」を順番に入力
- 本文を入力
- 送信
基本的な使い方は国内にいるときと同じで、宛先の入力方法が異なるだけです。
国際電話をかけるときと同じ要領のため、海外に行く際は「+」の入力方法と、使う予定の国番号を確認しておくとよいでしょう。
国際SMSの料金
ワイモバイルの国際SMSの料金は以下の通りです。
送信 | 1通100円 |
受信 | 無料 |
国内のSMS送信料が3.3円〜33円のため、国際電話と同じくかなり高額です。
利用する際は十分に注意しましょう。
ワイモバイルの国際データローミングの方法
海外でワイモバイルのスマートフォンをインターネットにつなぐには、国際データローミング(世界対応ケータイ)への申し込みが必要です。
申し込みは無料のため、渡航前のお手すきのときに加入を済ませておくとスムーズに準備を進められるでしょう。
国際データローミングの設定方法は以下の通りです。
- 「My Y!mobile」にログイン
- 「契約確認 変更」→「オプションサービスの変更」の順にタップ
- 「サービスを探す」→世界対応ケータイの「加入」をタップして完了
なお、ワイモバイルの海外用データ通信プラン「海外あんしん定額」「海外パケットし放題」の利用も国際データローミングの加入が前提となっているため、忘れずに申し込んでおきましょう。
ワイモバイルを海外で利用する際の注意点
ワイモバイルは今のスマホをそのまま渡航先で使える便利なキャリアですが、海外利用において気をつけなければならない点がいくつかあります。
本章では、ワイモバイルを海外で利用する際の注意点を3つご紹介します。
契約状況によっては海外ローミングに申し込めない
新規でSIMカードのみを契約し、スマートフォン端末を購入していない人は契約から4ヶ月間は世界対応ケータイに加入できません。
そのため、ワイモバイルのスマートフォンを新規契約してすぐに海外で使う場合には、端末も一緒に購入するようにしましょう。
ただし、乗り換えの場合はSIM単体の契約でもすぐに使えるため、特に問題はありません。
国際電話や国際SMSには定額プランがない
ワイモバイルはデータ通信に関しては定額プランがありますが、国際電話・国際SMSには国内で利用できるかけ放題のような定額サービスはありません。
そのため、通話のしすぎ・SMSの送りすぎには十分な注意が必要です。
通話・SMS料金が不安な方は、事前に自分が行く渡航先の場合の通話料金を調べておき、何分・何通まで連絡してよいか計算して決めておくことをおすすめします。
長期滞在の場合には割高になってしまう
海外でスマートフォンを利用するには、以下のような方法もあります。
- 現地でSIMカードを調達する
- ポケットWi-Fiをレンタルする
- 現地のフリーWi-Fiを利用する
一般的に、これらの方が1日あたりの価格は安い傾向があるため、ワイモバイルを長期で利用すると割高になるケースがあります。
ただ、ワイモバイルの海外ローミングを使うと、現地でSIMカードを調達したり、ポケットWi-Fiを別途レンタルしたりといった手間が省けるのがメリットです。
メリット・デメリットを考慮した上で、どの方法を選ぶか検討してください。
ワイモバイルの海外利用で高額請求を防ぐには?
スマートフォンを海外で利用する際、不安に感じることの1つが「高額請求」ではないでしょうか?
海外での通信料や通話料は国内とは比較にならないほど高いため、一歩間違えると高額請求に巻き込まれてしまう可能性があります。
そこで本章では、ワイモバイルの海外利用で高額請求を防ぐ方法を4つご紹介します。
使わないときは通信機能をオフにする
スマートフォンを使わないときは、通信機能をオフにするようにしましょう。
スマートフォンは使っていなくても、アプリを自動更新されることがあります。
データローミングがONの状態だと通信がスタートしてしまうため、通信料が発生してしまうのです。
また、国際電話では着信した電話に出るだけでも通話料がかかってしまうケースもあります。
高額請求を割けるのであれば、必要なとき以外はデータローミングをオフにする・機内モードをオンにするなどして、通信できないようにするのがおすすめです。
通話・SMSの標準アプリの利用を控える
海外にいるときは、スマートフォンに標準で入っている通話・SMSアプリの利用を控えるのもおすすめです。
国際電話・SMSの料金は、国内料金と比較すると非常に高額です。
日本にいるときと同じ感覚で利用してしまうと、高額請求につながってしまう恐れがあります。
海外から連絡する場合は、LINEなどの通話・メッセージ送信が無料になるアプリを利用すると、高額請求を避けられるでしょう。
無料のWi-Fiを利用する
高額請求を防ぐのであれば、現地の無料Wi-Fiを利用する方法もあります。
フリーWi-Fiであればワイモバイルのデータ容量を使わないため、高額なパケット料金を請求される心配がありません。
ただし、公衆のフリーWi-Fiを使用する際は少し注意が必要です。
Wi-Fiスポットに接続することで、個人情報が盗まれたり、ウィルスに感染させられたりするリスクがあります。
そのため、接続時にはVPNを利用する、パスワード設定されている無料Wi-Fiだけを使うなど、安全に使う方法も覚えておきましょう。
紛失時にはすぐに利用停止手続きをする
紛失時にはすぐに利用停止手続きをすることも、高額請求を防ぐことにつながります。
スマートフォンを紛失し、第三者に使われてしまった場合、その料金負担は契約者である自分になってしまいます。
そのため、紛失してしまった場合はすぐに利用中止の手続きをしましょう。
ワイモバイルのスマートフォンを紛失してしまった場合の連絡先は以下の通りです。
【ワイモバイル国際コールセンター】
- 電話番号:+81-44-382-0800 (有料)
- オペレーター対応時間:10:00~19:00(年中無休)
ワイモバイルの海外利用に関するよくある質問
最後に、ワイモバイルの海外利用に関するよくある質問にQ&A方式で答えていきます。
よくある質問と答えを確認し、疑問点を減らしておきましょう。
海外あんしん定額のデータ通信量を使い切ったらどうなる?
海外あんしん定額のデータ通信量を制限時間内に使い切った場合は、通信速度制限がかかります。
制限時の通信速度は、128Kbpsです。
高速通信に戻す場合は再度プランを選択し、購入しなければなりません。
ワイモバイルでアメリカ放題は使える?
ワイモバイルでソフトバンクが提供する、アメリカ放題は使えません。
アメリカ放題を使いたい場合は、ソフトバンクに加入する必要があります。
アメリカ放題は申し込み不要で24時間インターネット使い放題、アメリカ国内や日本への通話も無料なため、アメリカに行く場合はソフトバンクを検討してもよいかもしれません。
日本でデータローミングをオンにするとどうなる?
日本国内でデータローミングをオンにしても、基本的に影響はありません。
ただ、データローミングをオンにし続けていると海外に到着したときに勝手に通信がスタートし、気づかない間に通信料が発生してしまうことがあるため、通常はオフにしておくのが安心です。
ワイモバイルの契約&海外利用のご相談は「モバシティ」へ
海外で利用する携帯をワイモバイルにしようとお考えであれば、Web代理店の「モバシティ」にご相談ください。
面倒な契約書のやり取りなどは一切なくWeb上ですべて手続きが完了するため、簡単にワイモバイルと契約できます。
また、来店するときのような待ち時間が発生しないため、スピーディに手続きが進められるのも特徴の1つです。
本記事では、解決できなかったスマートフォンの海外利用に関する疑問点がある場合にもご相談いただければしっかりと調べた上でお答えいたします。
ワイモバイルの契約&海外利用に関することは、「モバシティ」へお気軽にご相談ください。
まとめ
ワイモバイルは日本国内で利用している端末のまま、海外でも電話・メール・インターネットなどが利用可能です。
ただし、契約状況によっては国際ローミングが利用できない点や、費用に関する点は十分注意する必要があるでしょう。
特に、費用に関しては場合によっては高額請求につながる恐れもあるため、通話・SMSの標準アプリの利用を控える・紛失時はすぐに利用停止手続きをするなど、対策を頭に入れておくことをおすすめします。
もし、ワイモバイルの契約・海外利用に関するご相談がある場合は、「モバシティ」にお任せください。
専門知識豊富なスタッフが、ヒアリングをした上で最適なご案内をいたします。