ソフトバンクの3つのデータシェアを解説!特徴・料金・注意点とは?

ソフトバンクの3つの「データシェア」を解説!特徴・料金・注意点とは?

「データシェア」とは、家族でデータ容量をシェアできるサービスです。

個別にプランを契約したときに発生してしまう、細かなデータ容量のムダを削減できるため、月々の携帯料金をおさえるのに役立ちます。

しかしソフトバンクには3つのプランがあり、なかには「どのような違いがあるの?」「どのプランを選べばよいの?」とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事では、ソフトバンクの「データシェア」「データシェアプラス」「家族データシェア」について、わかりやすく解説します。

データシェアを検討している方・できるだけ月々の携帯料金をおさえたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

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ソフトバンクの「データシェア」とは?まずは基本をチェック

そもそも「データシェア」とはどのようなサービスなのか、具体的なイメージが浮かばない方もいらっしゃるでしょう。
まずはデータシェアについて、概要やメリット・デメリットなどを解説します。

1データシェアとは

データシェアとは、家族間でデータ容量をシェアできるサービスです。

一人ひとり別のプランを契約するのではなく、親回線として契約したプランのみで全員のデータ通信をカバーします。

例えば以下のようなご家庭では、データシェアへ切り替えることで、携帯料金の節約効果を期待できるでしょう。

    <データシェアを検討するとお得になるご家庭>

  • 通信量の多い方とあまり通信をしない方がいるご家庭
  • 毎月のデータ通信量が一定ではないため、適切なプランを決めにくい方のいるご家庭
  • 携帯やスマートフォンの使用頻度が低く、容量があまりがちな方がいるご家庭
  • できるだけ月々の携帯利用料をおさえたいご家庭
  • スマートフォンのほか、サブ機として複数の端末を使っているご家庭

2データシェアのメリット

データシェアのメリットは、端末1台ずつ料金プランを契約せずに済むため、無駄なコストを削減できることにあります。

データ容量があまりがちな方と足りなくなりがちな方がいるご家庭の場合は、データシェアを利用することで無駄なく快適に通信できるようになるでしょう。

またデータシェアできる台数は、名義ではなく端末数でカウントされます。

そのため5人家族で1人1台を使うご家庭はもちろん、3人家族で1人2台を使うご家庭も同様に、携帯料金の削減に役立てやすいはずです。

毎月の携帯料金を見直ししてコスト削減につなげたい方は、一度データシェアを検討しておくのをおすすめします。

3データシェアのデメリット

データシェアをするデメリットとしては、一人がゲームや動画視聴をして容量を多く使ってしまうと、ほかの家族が使える容量が少なくなってしまうことが挙げられます。

例として、親御さまと2人のお子さまで使うケースを想定してみましょう。

例えば、お子さまがカフェでオンライン講義を受講したり、友達と動画を視聴したりすることもあるはずです。

また親御さまが通勤中に、仕事で必要な動画資料を視聴したり、ゲームをして暇をつぶしたりすることも考えられます。

加えて通常時には問題なくても、受験を控えてオンライン講義が増えたり夏季休暇で外出したりすることが増えれば、通信速度が制限される可能性もあります。

さらに、スマートフォンの使いすぎを抑制したい場合も、データシェアプランは不向きといえるでしょう。

個別プランで契約している場合、契約している通信量を超えれば速度制限が入り、使いすぎや依存の予防になります。

「子どもがはじめて持つスマートフォンのため、使いすぎが心配」「ゲームでついスマートフォンを使いすぎてしまうのを改善したい」といった場合は、個別プランのほうにメリットがあるといえるでしょう。

4データシェアとテザリングの違い

データシェアと混同されやすいことばに「テザリング」があります。

テザリングとは、スマートフォンの回線を使って、ほかの端末をインターネットへ接続する仕組みです。

イメージとしては、テザリングは「スマートフォンをWi-Fiルーター化するもの」、データシェアは「契約プランをまとめて容量のムダを減らすもの」といえるでしょう。

しかしテザリングは、スマートフォンの回線を複数の端末で使用するため、以下のようなデメリットが生じます。

特に、契約しているデータ容量が少ない場合は、すぐに速度制限がかかる可能性もあるため注意しましょう。

    <テザリング使用時の注意点>

  • バッテリー消費が激しくなり、外出先で充電切れを起こす可能性が高まる
  • 複数台の端末を接続するため、データ容量の消費が積み重なり、速度制限がかかりやすくなる

ソフトバンクの3種類の「データシェア」を徹底解説

それではいよいよ、ソフトバンクで利用できる、具体的なデータシェアプランについて確認しましょう。

ソフトバンクでは、現在「データシェア」「データシェアプラス」「家族データシェア」の3つのプランがあります。

それぞれ概要のほか、料金シミュレーション・注意点などもご紹介するため、ひととおりチェックしてください。

1データシェアプラン|コスパよく通信できる!

まずは「データシェアプラン」の詳細についてみていきましょう。

項目 詳細
利用料 1,078円/回線
シェアが可能な台数 子回線最大5台まで
親回線の対象端末 iPhone、スマートフォン、ケータイ
子回線の対象端末 iPad、タブレット、モバイルデータ通信専用機種、モバイルシアター、モバイルデータ通信対応パソコン
適用条件
  1. 親回線と子回線の利用者が家族関係にある
  2. 基本料・データ定額サービスについて、親回線・子回線ともに対象サービスに加入している

「データシェアプラン」は、1回線につき1,078円で利用できるデータシェアサービスです。

しかし子回線の基本料プランとして以下を利用している場合は「データシェアプラス月額使用料」が必要となり、追加で月額550円が必要になる点に注意しましょう。

    <追加料金が必要な基本料プラン>

  • タブレット基本料
  • Wi-Fi ルータープラン
  • Wi-Fi ルータープラン(高速)
  • スマートデバイスプラン
  • スマートデバイスプラン(年契なし)

料金シミュレーション

一人ひとりがプランを契約している状態からデータシェアプランの利用へ切り替えたと仮定し、料金をシミュレーションしましょう。

例として、たっぷり通信できる「メリハリ無制限」を利用している方を想定し計算します。

家族3人が「メリハリ無制限」に加入している場合、7,238円×3人で、毎月21,714円かかります。

「子どもは外出先でもYouTubeをよく見るので毎月20~30GBは使っているようだけれど、親はあまり使わない…」といった場合、ムダが生じているといえるでしょう。

一方データシェアを利用し、親回線を「メリハリ無制限」で契約しほかの端末を子回線として設定すると、以下の料金に変わります。

    <メリハリ無制限・データシェアを利用した場合>

  • 親回線:7,238円
  • 子回線:1,078円×2台=2,156円
  • 合計:9,394円

データシェアに切り替えると、月々12,320円(年間147,840円)お得になる計算です。

データシェアプランの注意点

親回線のプランとして「基本プラン(データ)」を選んだ場合、一部割引サービスが利用できなくなる可能性があります。

またMNPの申し込みができない・SMSの送信時に料金が発生するといった注意点も。

詳しくはソフトバンク公式サイトの「データシェアプラン」から確認しておきましょう。

2データシェアプラス|併用できるサービスが多くてお得!

次に「データシェアプラス」のプラン詳細について紹介します。

項目 詳細
利用料 550円/回線
シェアが可能な台数 子回線最大5台まで
親回線の対象端末 iPhone、スマートフォン、ケータイ
子回線の対象端末 iPad、タブレット、モバイルデータ通信、モバイルシアター
適用条件
  1. 親回線と子回線の利用者が家族関係にある
  2. 基本料・データ定額サービスについて、親回線・子回線ともに対象サービスに加入している

「データシェアプラス」は、子回線1台あたり月額550円でコスパよく利用できるデータシェアプランです。

親回線の対象機種はiPhone・スマートフォン・ガラケーに限定され、iPadやタブレットを設定できない点に注意しましょう。

その一方で、利用できるパケット定額サービスや基本料のプランが豊富で、かつ併用できるサービスも多いのが大きなメリットです。

「データシェアに際してプランを変えたくない」「できるだけお得に利用したい」といった場合は、チェックしておくのをおすすめします。

    <データシェアプラスで併用できるお得なサービス>

  • データくりこし
  • 1年おトク割
  • 1年おトク割+
  • おうち割 光セット

データシェアプラスについて詳しくは、以下のソフトバンクの公式サイトをご参考ください。

料金シミュレーション

こちらも、先ほどと同様に料金シミュレーションをしましょう。

家族全員がそれぞれメリハリ無制限を利用している場合、毎月21,714円がかかる計算でした。
一方、親回線のみメリハリ無制限に設定して家族3人でデータシェアすると、以下の金額に変わります。

    <メリハリ無制限・データシェアプラスを利用した場合>

  • 親回線:7,238円
  • 子回線:550円×2台=1,100円
  • 合計:8,338円

先ほどの「データシェアプラン」と同様に、月々の料金がぐっとお得になります。
各自で契約している場合と比較すると、月々13,376円(年間160,512円)も節約が可能です。

データシェアプラスの注意点

データシェアプラスを利用する場合、親回線が「基本プラン(音声)」「通話基本プラン」「ホワイトプラン」「標準プラン」に加入していると、データくりこしが利用できません。

またほかの一部サービスの併用もできなくなるため、併用を考えている割引サービスがある・現在利用しているサービスがあるといった場合は、契約を切り替える前にチェックしておきましょう。

3家族データシェア|最大9台まで利用可能!iPad・ガラケーも

最後に「家族データシェア」のプラン詳細についてご紹介します。

項目 詳細
利用料 550円/回線
シェアが可能な台数 子回線最大9台まで
親回線の対象端末 iPhone、iPad、スマートフォン(シンプルスマホ含む)、ケータイ(ガラケー)、タブレット
子回線の対象端末 iPhone、iPad、スマートフォン(シンプルスマホ含む)、ケータイ(ガラケー)、タブレット、4G Wi-Fiルーター
適用条件
  1. 親回線と子回線の利用者が家族関係にある
  2. 基本料・データ定額サービスについて、親回線・子回線ともに対象サービスに加入している

「家族データシェア」を利用するには、パケット定額サービスをスマ放題/スマ放題ライトのうち「家族データシェア」のいずれかに変更する必要がありますが、以下のようなメリットがあります。

  • 子回線として登録・利用できる端末台数が多い
  • 親回線・子回線ともに対象機種が幅広い
  • 親回線・子回線ともにガラケーを設定できる

とくに「子どもが複数人いて、それぞれタブレットも使っている」「家族共用の端末もあり、台数が多い」「ガラケーを使っている」といったご家庭におすすめです。

家族データシェアプランについて詳しくはソフトバンク公式サイトの「家族データシェア」をご参考ください。

料金シミュレーション

家族データシェアを利用する場合、ご紹介したとおり、親回線としてスマ放題/スマ放題ライトのうち「家族データシェアプラン」のいずれかに加入する必要があります。

例えば「家族データシェア50GBプラン」で計算すると、月額料金は以下のとおりです。

    <3人家族(3台)で50GBプランを利用する場合>

  • 親回線:17,600円
  • 子回線:550円×2=1,100円
  • 合計:18,700円

家族3人でそれぞれメリハリ無制限を契約した場合は、月々21,714円がかかる計算でした。
そのため、やはりデータシェアに切り替えるほうが月々の負担を減らせるでしょう。

また家族データシェアへ加入した場合、子回線として最大9台まで登録・利用可能です。

「子どもが2人いてそれぞれサブ機も持っている」「契約しているデータ容量は少ないが、家族共用の端末もある」といったケースもあるでしょう。

そこで、親御さまが1台ずつ・お子さまがサブ機を含めて2台ずつ・家族共用端末が2台あると仮定し、4人家族・合計8台分の料金もシミュレーションしてみましょう。

個別でプラン加入する場合 家族データシェアに加入する場合
親回線・親御さまの基本料 7,238円×2人=1万4,476円
(メリハリ無制限)
17,600円+550円(子回線)
(家族データシェア50GBプラン)
子回線・お子さまの基本料 【お子さまの端末】
7,238円×2人×2台=28,952円
(メリハリ無制限)
【家族共用端末】
4,378円×2台=8,756円
(ミニフィットプラン・2GB)
【お子さまの端末】
550円×2人×2台=2,200円
【家族共用端末】
550円×2台=1,100円
月々の料金 52,184円 21,450円

利用台数が多いご家庭やできるだけお得に利用したい方・契約プランをすっきりさせたい方は、家族データシェアを利用するのがおすすめです。

家族データシェアの注意点

家族データシェアを利用する場合の注意点として、以下の2つが挙げられます。

    <家族データシェアの注意点>

  • パケット定額サービスはスマ放題/スマ放題ライトの「家族データシェア」を利用する必要がある
  • 「家族おトク割」や「スマホデータ増量キャンペーン」といった一部サービスとの併用ができない

家族データシェアに加入した場合、併用できるお得なサービスは「データくりこし」のみです。

そのため、データシェアを契約することで現在加入中のサービスが外れてしまわないか・検討している割引を利用できるかなど、慎重に確認してから申し込みましょう。

データシェアの申し込み方法

データシェアプランに加入する場合は、全国のソフトバンクショップで申し込みが必要です。

電話やWebではデータシェアプランに申し込みができないため、注意しましょう。

またデータシェアプランへ加入できるタイミングは、MNPや新規契約時に限定されないためいつでも申し込みが可能です。

来店予約をしたうえで、店舗で相談しましょう。

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まとめ

データシェアとは、家族内でデータ容量をシェアできるサービスをいいます。

各自でデータ通信契約をするよりもムダを削減できるため、毎月の携帯電話料金をおさえたい方にぴったりです。

ソフトバンクでは「データシェア」「データシェアプラス」「家族データシェア」の3つのプランを利用できます。

この記事を参考に、ご自身にぴったりのデータシェアプランをぜひ見つけてみてください。

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