【完全版】ワイモバイルとソフトバンクの違い!本当にお得なのはどっち?
大手キャリアの「ソフトバンク」と、格安SIMの「ワイモバイル」。
携帯乗り換えを検討している方の中には、次のような疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
- 「ソフトバンクとワイモバイルの関係性って?」
- 「料金プラン・割引・キャンペーンの内容は具体的にどう違う?」
- 「毎月の携帯代を安くしたいなら、どちらを選べばよい?」
携帯会社を選ぶ際は、サービスを正しく理解してご自身にあった方を選択することが重要です。
「ソフトバンクは高いから、ワイモバイルに乗り換えれば安くなる」という考え方には、実は落とし穴があります。
この記事では、ワイモバイルとソフトバンクの違いを徹底的に比較して、それぞれおすすめする方を解説します。
目 次
ワイモバイルとソフトバンクの関係とは?同じ会社なの?
ワイモバイルとソフトバンクは、「ソフトバンクモバイル株式会社」が提供している異なるブランドです。
元々、ワイモバイルのサービスを提供していたのは「ワイモバイル株式会社」でしたが、2015年4月に「ソフトバンクモバイル株式会社」と「ワイモバイル株式会社」が合併。
合併後は、「ソフトバンクモバイル株式会社」がソフトバンクのサブブランドとして格安SIMのワイモバイルを提供しています。
一言でいえば、ワイモバイルとソフトバンクは、同じ運営会社が提供している2つの異なるブランドということです。
まずはワイモバイルとソフトバンクの料金の違いを徹底比較
『ワイモバイル』は、基本料金が安いことで知られているブランドです。
しかしMNPを検討する際にはイメージだけではなく、具体的にどのような料金プランがあるのかを理解しておく必要があります。
この章では、ワイモバイルとソフトバンクの料金の違いを徹底比較します。
1料金プランの違い
まずは、ワイモバイルの料金プランを以下の表にまとめました。
プラン | 基本料金(税込)/月 | 通話料金 | データ通信量 |
S | 2,178円 | 22円/30秒 | 3GB |
M | 3,278円 | 15GB | |
L | 4,158円 | 25GB |
ワイモバイルは、3GBまで月額2,178円で利用でき、データ通信量により、基本料金が高くなる仕組みです。
次に、ソフトバンクの料金プランをご紹介します。
プラン | 基本料金(税込)/月 | 通話料金 | データ通信量 |
メリハリ無制限 | 7,238円 | 22円/30秒 | 無制限 |
ミニフィットプラン+ | ・~1GB:3,278円 ・~2GB:4,378円 ・~3GB:5,478円 |
0~3GB | |
スマホデビュープラン | ・4GBライト:2,266円 ・20GBベーシック:3,916円 |
4GB・20GB |
ソフトバンクの場合は、データ通信量を気にせずに使用できるプランがあります。
ワイモバイルとソフトバンクとで、1番安い料金プランを以下に比較しました。
- ワイモバイル:月額2,178円
- ソフトバンク:月額3,278円
以上より月の携帯代を抑えたいなら、1,100円安いワイモバイルがおすすめです。
2通話オプションの違い
ワイモバイルとソフトバンクの通話オプションの違いを、解説します。
ワイモバイルの通話オプションの料金と内容は、以下のとおりです。
通話オプション | 料金/月 | 内容 |
だれとでも定額 | 770円 | 10分以内の通話なら何回かけても月額770円 |
スーパーだれとでも定額(S) | 1,870円 | 何時間通話しても月額1,870円 |
次にソフトバンクの通話オプションの料金と内容を、ご紹介します。
通話オプション | 料金/月 | 内容 |
定額オプション | 1,650円 | 何時間通話しても月額1,650円 |
準定額オプション | 550円 | 5分以内の通話なら何回かけても月額550円 |
準定額オプション+ | 880円 | 5分以内の通話なら何回かけても月額880円プラス留守番電話サービス |
運営会社が同じなこともあり、通話オプションの内容は一緒です。
料金はソフトバンクの方が安いですね。
通話時間が短い方は、ソフトバンクの準定額オプションがおすすめです。
3割引サービスの違い
乗り換えを検討する際は、家族割引などのサービスが充実しているかどうかも重要です。
4人家族の場合、ワイモバイルとソフトバンクの家族割引がどのように違ってくるのかを解説します。
【ワイモバイルでSプランを契約した場合】
4人家族の場合 | 基本料金 | 割引金額 |
主回線 | 2,178円 | 0円 |
2回線目 | 990円 | 1,188円 |
3回線目 | ||
4回線目 |
ワイモバイルでSプランを4人家族で契約すると、月額基本料金は5,148円になります。
家族割引の適用額は1,188円です。
【ソフトバンクでメリハリ無制限プランを契約した場合】
4人家族の場合 | 基本料金 | 割引金額 |
主回線 | 7,238円 | 0円 |
2回線目 | 6,578円 | 660円 |
3回線目 | 6,028円 | 1,210円 |
4回線目 |
4人家族でソフトバンクのメリハリ無制限プランに加入すると、月額基本料金は2万5,872円になります。
家族割引の適用額は1,210円です。
ソフトバンクの場合は加入しているプランにより、最大2,200円の家族割引が適用されます。
一方のワイモバイルでは、どのプランを契約しても1,188円の割引しかありません。
家族で契約するなら、最大2,200円の家族割引が適用されるソフトバンクの方がお得です。
【計5種】ワイモバイルとソフトバンクのその他の違いまとめ
ワイモバイルとソフトバンクは、料金以外にも異なる点が多数あります。
これらのポイントを確認しないまま携帯乗り換えをすると、契約後に使いづらさを感じたり「失敗した」と思われたりするかもしれません。
この章では、ワイモバイルとソフトバンクの料金以外の違いを解説します。
1キャンペーンの違い
ワイモバイルとソフトバンクで開催している、キャンペーンをご紹介します。
- 【ワイモバイル】
- 5~18歳の方限定でPayPayポイント最大1万円相当プレゼント(対象のスマホを新規・シンプルM/Lで契約の場合)
- 新規または他社からの乗り換えiPhoneが最大2万1,600円割引
- 端末単体または他社からの乗り換えでかんたんスマホシリーズ最新モデルが一括1円
- 【ソフトバンク】
- 3Gケータイ/3Gスマートフォンから対象機種に、機種変更または乗り換えで機種代金が0円
- 乗り換え・機種変更・新規の方がおもちの機種を下取りにだす最大5万8,800円相当のPayPayポイントをプレゼント
- ワイモバイルまたはLINEMOからの乗り換えで初月の基本利用料が無料
- 5~22歳の方限定で、対象機種を新規契約すると最大2万1,600円割引(オンライン限定)
- 他社から対象機種への乗り換え最大2万1,600円割引(オンライン限定)
- LINEMOからソフトバンクへの乗り換えで事務手数料が0円
- 対象データプランに加入すると通信料が1年間1,188円お得
- ワイモバイルから対象プランへの乗り換えで、3万6,960円割引
- インターネット・電気・スマホをソフトバンクで統一する2年間で2万6,400円割引
ワイモバイルでもソフトバンクでも、お得なキャンペーンが開催されています。
上記の通り、圧倒的にキャンペーンの数が多いのはソフトバンクです。
キャンペーンを利用して、お得に乗り換えをするならソフトバンクの方がおすすめです。
2電波・通信速度の違い
ワイモバイルとソフトバンクは、同じ電波を使用しています。
そのため、両者とも「人口カバー率99%」で違いはありません。
ただしワイモバイルはトンネルや地下など一部の地域でつながりにくい場合があります。
通信速度は、以下のようにソフトバンクの方が速いです。
ワイモバイル | ソフトバンク | |
平均Ping値 | 42.95ms | 38.75ms |
平均ダウンロード速度 | 54.23Mbps | 62.25Mbps |
平均アップロード速度 | 12.48Mbps | 33.13Mbps |
Ping値とは、インターネット回線の反応速度を指しており、数値が低いほどスピードが速いことを示しています。
ワイモバイルは格安SIMの中では速度が安定しており、ふだんのインターネット利用や動画視聴などでストレスを感じるほどではないでしょう。
ただし、オンラインゲームを楽しんだり、データ容量の重いデータを扱ったり、ソフトバンクなどの大手キャリアの通信速度に慣れている方は「遅い」と感じる可能性があります。
3サポートの違い
携帯電話の故障・紛失対応や解約手続きなどの際に、店頭でのサポートが必要になるケースがあります。
また、オンラインのサポート制度がどの程度整っているかによっても、利用時の安心感は大きく異なるでしょう。
結論からいえば、両ブランドのサポート内容には大きな違いがありませんが、店舗数には以下の違いがあります。
店舗数 | |
ワイモバイルショップ・ワイモバイル取扱店 | 約4,000店 |
ワイモバイルショップ | 約2,600店 |
ソフトバンクショップ | 2,279店 |
ソフトバンクショップの約7割以上がワイモバイルも取り扱っていることもあり、取り扱い店舗数はワイモバイルが上回っています。
ただし、上記はあくまでも全国の店舗数の比較であるため、ご自身のお住まいの地域での最寄りの店舗を事前に確認しておきましょう。
4取り扱い端末の違い
ワイモバイルとソフトバンクの取り扱い端末の違いを、人気のiPhoneで比較しました。
取り扱いのある端末は「〇」、ないものは「×」としています。
iPhone | ワイモバイル | ソフトバンク |
iPhone 14 Pro | × | 〇 |
iPhone 14 Pro Max | ||
iPhone 14 Plus | ||
iPhone 14 | ||
iPhone 13 Pro | ||
iPhone 13 Pro Max | ||
iPhone 13 | ||
iPhone 13 mini | ||
iPhone SE(第3世代) | 〇 | |
iPhone 12 | ||
iPhone 12 mini | ||
iPhone SE(第2世代) | ||
iPhone 11 | 〇 |
取り扱っているiPhoneの数は、ソフトバンクの方が多いです。
新しいiPhoneを購入したい場合は、ソフトバンクの方がおすすめです。
5PayPay還元率の違い
ワイモバイルとソフトバンクのPayPay還元率の違いを、以下にまとめました。
ワイモバイル | ソフトバンク | |
毎月の携帯利用料金 | 最大3% | 最大10% |
SoftBank光/Air利用料金 | 最大10% | 最大10% |
おうちでんき/自然電気利用料金 | 最大3% | 最大3% |
次の表は、ワイモバイルとソフトバンクの利用料金を統一し、PayPay還元率の違いを計算したものです。
利用料金/月 | ワイモバイル | ソフトバンク |
携帯利用料金(8,000円) | 240円 | 800円 |
SoftBank/Air利用料金(4,000円) | 400円 | 400円 |
おうちでんき/自然電気利用料金(1万円) | 300円 | 300円 |
合計 | 940円 | 1,500円 |
還元されるPayPayポイントは、ソフトバンクの方が約500円分多いです。
年間で比較すると、ソフトバンクの方が約6,000円分も還元率が多い計算になります。
PayPayポイントをより多くためたい方は、ソフトバンクがおすすめです。
【結論】ワイモバイルとソフトバンクはどちらを選ぶべき?
ワイモバイルとソフトバンクにはさまざまな違いがありますが、自分にとってどちらが適しているブランドなのかを判断するのは難しいかもしれません。
この章では、ワイモバイルとソフトバンク、それぞれおすすめの人を解説します。
1ワイモバイルがおすすめな人
ワイモバイルがおすすめなのは、携帯利用料金を安くしたい人です。
格安SIMの中では通信も安定しているので「安さを重視するけれど、普段の利用時にイライラしたり不都合を感じたりしたくない」と考える方はワイモバイルが利用しやすいでしょう。
毎月の携帯利用料金を安くしたいとお考えの方は、ワイモバイルに乗り換えることをおすすめします。
2ソフトバンクがおすすめな人
ソフトバンクがおすすめなのはデータ通信使用量を気にせずにスマホを使いたい人です。
ソフトバンクでは、データ無制限のプランが用意されているためWi-Fi環境がなくても動画が見放題です。
また、PayPay還元率が高かったり割引キャンペーンの種類が多かったりと、お得にスマホを利用できます。
データ使用量を気にせずに、お得にスマホを利用したいとお考えの方はソフトバンクがおすすめです。
さらにソフトバンクの場合は、端末購入時のキャンペーンも充実しているため、最新端末を安く購入したい方にも適しています。
ワイモバイル・ソフトバンクの乗り換えに関するQ&A
ワイモバイルとソフトバンクの乗り換えに関する質問に、回答していきます。
まだ疑問が解消していないという方は、参考にしてください。
1ソフトバンクからワイモバイルに乗り換えるメリット・デメリットは?
ソフトバンクからワイモバイルに乗り換えるメリットは、携帯利用料金が安くなることです。
デメリットとしては、以下のようなものがあります。
- PayPayポイントの還元率が低くなる
- 通信速度が遅くなる
- 通話ができないエリアがある
- 家族割引などお得な割引額が低くなる
毎月の携帯利用料金を安くしたい方は、ワイモバイルに乗り換えるのがおすすめです。
ただし、利用料金以外に関してはワイモバイルに乗り換えるとデメリットが多いといえるでしょう。
2「ワイモバイルはやめた方がいい」って聞くけど本当?
「ワイモバイルはやめた方がいい」という方もいますが、人によってスマホに求めるものは異なります。
ワイモバイルに限らず、スマホの各事業者にはメリットとデメリットがあります。
ワイモバイルのサービスが重要なポイントとなるのは、ご自身の使い方にマッチしているか否かを事前にチェックすることです。
ワイモバイルのように安さを強みとする事業者は、大手3キャリアと比較するとメリット・デメリットを明確にしやすいです。
なかでも比較しやすいのは、同じグループのソフトバンクでしょう。
ウワサに惑わされず、自分自身でメリットとデメリットを明確にすれば、「失敗をした」と感じるリスクは小さくなります。
3ワイモバイル・ソフトバンクユーザーで家族割を組めるの?
ワイモバイルとソフトバンクユーザーで、家族割は組めません。
ワイモバイルとソフトバンクは、運営会社が同じであるだけでキャリアは異なります。
家族割を適用したい場合は、どちらか1つのキャリアに統一しましょう。
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また、忙しくて店舗に足を運べない方でも、オンラインで乗り換えが完結します。
ソフトバンクへの乗り換えを検討している方は、「モバシティ」にお問い合わせください。
まとめ
ワイモバイルとソフトバンクは同系列の企業ではあるものの、プランやサービス内容は異なります。
特に大きな違いは、料金とデータ通信使用量です。
- 毎月の携帯利用料金を安くしたい方 ⇒ ワイモバイルがおすすめ
- データ通信使用量を気にせずにスマホを使用したい方 ⇒ ソフトバンクがおすすめ
ワイモバイルとソフトバンクには、どちらもメリット・デメリットがあります。
ご自身の使用状況により、適切な方を選びましょう。