MNPの出戻りは最短いつ可能?短期解約の注意点や手順を簡単解説
MNPで別の携帯会社に乗り換えたあとに、「やっぱり今までのキャリアの方が使いやすかった…」と後悔するケースが多々あります。
とくに、大手キャリアから格安SIMに乗り換えたものの、サービス内容に満足できず元のキャリアに出戻りする方もいらっしゃいます。
そこで本記事では、
- 「前のキャリアに出戻りしたいけど、最短でいつ乗り換えできるの?」
- 「そもそも短期解約は可能なの?ペナルティなどのリスクはない?」
- 「以前のキャリアに出戻りする流れや手順は?」
このような疑問をお持ちの方に向けて、MNPを使った出戻りは最短いつ可能なのか解説し、手順や注意点も併せてご紹介します。
目 次
MNPの出戻りは最短いつ可能?まずは基本を解説
各携帯電話会社が料金設定の見直しやさまざまなキャンペーンを打ち出すなか、MNPでよりお得なサービスを利用したい方は多くいらっしゃるでしょう。
しかし、一度MNP転出をしたものの、「やっぱり元の携帯電話会社がよかった…」と考えるケースは珍しくありません。
ここでは、MNPの出戻りは最短でいつ手続き可能なのか、基本情報とともに解説します。
1MNPで出戻りするケース
よりお得なサービスを求めてMNPをしたものの、元の携帯電話会社に出戻りしたいと考えるケースがあります。
たとえば、主要キャリアから格安スマートフォンに乗り換えたものの、使ってみたら問題が生じるケースです。
格安スマートフォンの料金プランは魅力的ですが、実際に使ってみると電波が入りにくい場合があります。
通勤で地下鉄を利用している方や、地方へ出かける機会が多い方などは、いざスマートフォンを使おうとして「電波が入らない」といった経験をすることも。
急な引越しが決まり、「引越し先は圏外だった」などのケースも考えられます。
実際に使ってみると、月額料金が予想していたよりも高額になる場合があります。
携帯料金の見直しでMNPをして、月額料金が1,000円ほどになると期待していたら、毎月のデータ使用量が思っていたよりも多かったなどという方もいらっしゃるでしょう。
元の携帯電話会社で「家族割」などを活用していたときのほうがお得感があるなど、以前に契約していたキャリアのよさを再確認するケースもあります。
また、格安スマートフォンにMNPしたものの、通信速度が不安定であることに不満を抱くユーザーは少なくありません。
毎月データ使用量が契約容量を超えてしまい、低速データ通信にストレスを感じることも考えられます。
以上のように、格安スマートフォンのデメリットがメリットを上回ってしまい、「やっぱり元の携帯電話会社に出戻りしたい!」と考えるケースがあります。
2MNPの出戻りにキャンペーンはあるの?
MNPの出戻りで、特定のキャンペーンを利用できるのか気になる方もいらっしゃるでしょう。
以前は「カムバック割」などの名称で、出戻りユーザーを対象としたキャンペーンを実施していたキャリアもありましたが、現在は出戻りのみ対象のキャンペーンはありません。
しかし、各社が実施している通常のキャンペーンを利用して、MNPで出戻りすることは可能です。
たとえば月額料金が割引になったり、端末料金が割引になったりするキャンペーンがあります。
ここで気をつけたいのは、各キャンペーンに条件が定められていて、「初めて契約をする方」や「初めてキャンペーンを利用する方」に限定しているケースがあることです。
この場合は、MNPで出戻りをする際にキャンペーンは利用できないと考えられます。
MNPの出戻りでキャンペーンを利用したい方は、キャンペーンの適用条件をよく確認してから申し込むようにしましょう。
38日以内であれば初期契約解除制度を活用できる場合も
MNPで出戻りをする場合、以下の条件を満たすと「初期契約解除制度」を活用できます。
- 自宅・勤務先・通学先の通話状況が不十分である
- 契約の際に十分な説明がされていなかった
- 契約書類に不備があった
- 契約してから8日以内である
初期契約解除制度は、キャリアごとに「8日以内キャンセル」「8日間キャンセル」などと呼ばれることがあります。
なお、初期契約解除と併せてMNP転出を行う場合、自動的に元の携帯電話会社へ復帰できるわけではありません。
初期契約解除について、各社それぞれ以下のような説明があります。
携帯電話番号ポータビリティによる携帯電話サービスの新規ご契約の場合、ドコモの携帯電話サービスは契約解除となりますが、ドコモの携帯電話サービスを新たにご契約いただく以前の携帯電話会社への復帰とはなりません。お客さま自身でご手配いただく必要があります。
当社は、お客様が初期契約解除にあたりMNP転出を行い、旧携帯電話事業者と再契約する場合において、本商品の利用開始前の契約状態に復帰できることを保証するものではありません。
8日間キャンセルの場合はご契約の解除となります。
なお、MNPでご契約したお客さまの8日間キャンセルをご利用してのご契約解除後、MNPにて転出元に戻ることはできますが、MNP転出元での契約状況の復帰はできません。
MNPにて転出元に戻る場合は、お客さまご自身で転出元携帯電話会社へご確認をお願いします。
引用:ソフトバンク「契約のキャンセル(8日間キャンセル)について教えてください。」
以上を踏まえて、初期契約解除の条件に該当する方は、出戻り先の携帯電話会社へ確認したうえで、MNP手続きを行うようにしましょう。
MNPで出戻りする手順を3ステップで解説
MNPで出戻りする際は、通常のMNPと同じ手順で手続きを行います。
手続きの手順は、大きく以下の3ステップに分けられます。
- 契約しているキャリアでMNP予約番号を取得
- 出戻りしたいキャリアへ申し込み
- 回線切り替え(開通)の手続き
それぞれのステップを分かりやすく解説します。
1ステップ①契約しているキャリアでMNP予約番号を取得
まず、契約しているキャリアでMNP予約番号を取得します。
MNP予約番号の取得方法は、大きく以下の3つです。
- 店舗
- 電話
- WEB
格安スマートフォンの場合、店舗を持たない会社や電話申し込みに対応していない会社があります。
なお、MNP転出をする際に理由を聞かれることがあるため、「対面でのやり取りは気が進まない」方はWEBでの申請がおすすめです。
MNP予約番号をWEBで申し込む流れは、いずれの携帯電話会社もおおむね以下のとおりです。
- 公式サイトのマイページからログインする
- 手続き関連から「携帯電話ポータビリティ(MNP)予約番号」を選択する
- MNPに関する注意点などを確認する
- MNP予約番号の手続きを完了する
- MNP予約番号が表示またはSMSで通知される
キャリア別にMNP予約番号の取得方法を詳しく知りたい方は、「MNP予約番号取得の流れをキャリア別に解説【2023年最新】」もご覧ください。
2ステップ②出戻りしたいキャリアへ申し込み
MNP予約番号を取得したら、出戻りしたいキャリアへ申し込みます。
申し込み方法は、大きく分けて「店舗」と「WEB」の2通りの方法があります。
事務手数料(おおむね3,300円)がWEB申し込みでは無料になるケースがあるため、確認しておくとよいでしょう。
申し込みで必要なものは、以下の4点です。
- MNP予約番号
- 本人確認書類
- クレジットカードまたは銀行口座情報
- 乗り換え時に必要な代金
4大キャリアへの乗り換えで必要なもの一覧や注意点は、「【キャリア別】携帯乗り換え(MNP)に必要なものを総まとめ」で分かりやすくまとめていますので、どうぞご覧ください。
WEBの場合、申し込みページに「新規契約」「MNP」がありますので、「MNP」を選択します。
新しい端末が必要な場合は端末を選択し、現在使っている端末をそのまま利用する場合はSIMカードを選択して申し込みを進めましょう。
申し込み手続きが完了したら、端末またはSIMカードが郵送されるのを待ちます。
なお、この時点では契約しているキャリアの解約はされていないため、通常どおりスマートフォンを使えます。
3ステップ③回線切り替え(開通)の手続き
新しい端末またはSIMカードが届いたら、回線切り替え(開通)の手続きを行います。
同封されている案内に従って、WEBまたは電話で開通作業を行います。
手続きの流れは、おおむね以下のとおりです。
- 電話番号など必要事項の入力
- 開通処理
- SIMカードの入れ替え
- スマートフォン設定
開通処理には数十分~1時間程度かかる場合があります。
また、開通手続きの受付時間によっては、開通処理の完了が翌日になる場合があるため注意が必要です。
回線切り替えのタイミングについて詳しく知りたい方は、開通手続きの様子を実例付きで解説している「MNPでスマホが使えなくなるタイミングはある?検証とすぐ使うコツ」もご覧ください。
回線手続きが完了してスマートフォンが使えるようになったら、解約した携帯電話会社のSIMカードを返却します。
返却方法や期限については、該当する携帯電話会社へ確認してください。
MNPで出戻りする際の注意点
MNPで出戻りする際の注意点として、以下の2つのポイントが挙げられます。
- タイミング次第で出戻り月の費用が高額になる場合がある
- 出戻り時のキャリアメール持ち運びには制限がある
ここからは、それぞれの注意点について詳しく解説します。
1タイミング次第で出戻り月の費用が高額になる場合がある
MNPで出戻りする際は、手続きのタイミング次第で出戻り月の費用が高額になる場合があるため注意が必要です。
ここでポイントとなるのは、どの携帯電話会社も基本的に解約月の月額料金を日割り計算しないことです。
そのため、一般的には転出する携帯電話会社の解約月は満額請求され、出戻りで新たに契約する携帯電話会社の月額料金は日割り計算されることになります。
以下2つのパターンで、出戻り月の費用目安を考えてみましょう。
(※前提:契約月は日割り、解約月は満額請求)
【同じ月にMNPで出戻りする場合】
出戻り月は月額料金を3重で支払うことになり、オプションに加入している場合は、それぞれの月額料金にオプション料金(※基本的に日割りにならない)も加算されることになります。
【月初めにMNP手続きをする場合】
この場合も、オプション料金を含めた月額料金を2重で支払うことになります。
いずれの場合も、出戻りするキャリアの月額料金は日割りとなるため、できるだけ月末にMNP手続きをするのがおすすめです。
ただし、書類の不備やSIMカード・端末の郵送にかかる時間なども考慮して、月末ギリギリではなくある程度の余裕を持たせてMNPの申し込みを行いましょう。
2出戻り時のキャリアメール持ち運びには制限がある
MNPで出戻りする際は、出戻り時のキャリアメール持ち運びには制限があることにも注意が必要です。
大手キャリアから格安スマートフォンへMNPをする際に、キャリアメールの持ち運びサービスに申しむ方もいらっしゃるでしょう。
これは、携帯電話会社の乗り換え後も、キャリアメールを有料で継続利用できるサービスです。
月額330円または年額3,300円で利用できる便利なサービスですが、出戻りした場合の選択肢は以下の2つしかありません。
- 有料で持ち運びサービスを使い続ける
- 持ち運びサービスを解約して新たにキャリアメールを発行する
残念ながら、一度持ち運びしたキャリアメールを出戻り後に無料で使うことはできません。
同じメールアドレスを有料で使うか、新しいメールアドレスに変更するかのどちらかです。
この制限に不満を抱くユーザーは多いようです。
キャリアメールの持ち運びサービスは比較的新しく導入されたサービスのため、今後改正されることを期待しましょう。
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最後に、大手キャリアから他社へMNPしたものの、「電波が入りにくくて困る」「やっぱり以前のサービスの方がよかった」とお考えの方へ。
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出戻り月は月額料金を2重3重に支払わなければならないケースがありますが、高額キャッシュバックで費用負担を大幅に抑えられるのは大きなメリットです。
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まとめ
MNPの出戻りは最短翌日、同じ月などいつでもお好きなタイミングで手続き可能です。
大手キャリアから格安スマートフォンへMNPをした方の中には、
- 「いざ使ってみたら電波が入らない」
- 「思っていた以上に月額料金がかかる」
- 「通信速度に不満がある」
などの理由で、元のキャリアへ出戻りしたいと考える方もいらっしゃいます。
出戻りの手続きは簡単で、契約しているキャリアでMNP予約番号を取得し、出戻り先のキャリアでMNP手続きを行うだけです。
MNPで出戻りする際に注意したいのは以下2つ。
- タイミング次第で出戻り月の費用が高額になる場合がある
- 出戻り時のキャリアメール持ち運びには制限がある
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